ifを描いた群像劇、趣向「べつのほしにいくまえに」幕開け
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「趣向『べつのほしにいくまえに』」が、昨日5月23日に神奈川・神奈川県立青少年センター スタジオHIKARIで開幕した。
趣向はオノマリコが主宰する劇団。本作ではオノマが作、扇田拓也が演出、深海菊絵が監修を手がけ、ウィリアム・シェイクスピア作品から名前を借りた登場人物たちによる、結婚についての物語が紡がれる。
舞台は少し未来のとある国。徐々に下がる婚姻率に危機感を覚えた政府は“互助・共助のための結婚法”を立案・施行しようとする。それは性別や人数、恋愛関係の有無に関わらず、ケア関係にある人間たちが“結婚”できることになる法律だった。この法律によって婚姻率は15年ぶりに上昇するが……。
開幕に際しオノマは「もしも恋愛関係だけでなくケア関係でも結婚できるようになったら、という if を描いた群像劇です。すばらしいキャストの皆さんとユーモアのある演出により、険しい上り坂も楽しく進めるような演劇に仕上がっております。横浜、紅葉坂の上のスタジオHIKARIにてお待ちしております」とコメントした。
上演時間は約2時間。公演は5月26日まで。
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