「スーパーサイズ・ミー」監督のモーガン・スパーロック、53歳で死去
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モーガン・スパーロック (写真提供:Sthanlee Mirador / Sipa USA / Newscom / ゼータ イメージ)
「スーパーサイズ・ミー」で知られるアメリカのドキュメンタリー監督モーガン・スパーロックが、現地時間5月23日、がん合併症により53歳で死去した。IndieWireなどが報じた。
2004年のヒット作「スーパーサイズ・ミー」は「ファストフードは体に悪い」という常識を再検証すべく、1日3食、1カ月連続でマクドナルドの食品を食べ続け、自ら“人体実験”に挑んだドキュメンタリー。アカデミー賞の長編ドキュメンタリー部門にもノミネートされ、スパーロックは一躍有名になった。
その後も、30日間のユニークな実験を記録した体当たりシリーズ「モーガン・スパーロックの30デイズ」をはじめ、同名経済書をもとにした「ヤバい経済学」、ワン・ダイレクションのツアーを記録した「ワン・ダイレクションTHIS IS US」などを監督。2017年には「スーパーサイズ・ミー」の続編として、自らフライドチキン店を開き、ヘルシーフードの裏を暴く「Super Size Me 2: Holy Chicken!(原題)」を発表した。
同じく2017年、#MeToo運動が高まりを見せる中、スパーロックは過去の性的不品行を告白。自身が設立した製作会社ウォリアーポエッツの代表を辞任してからはキャリアが途絶えていた。
スパーロックは家族と友人に囲まれ、ニューヨークで静かに息を引き取ったという。兄のクレイグ・スパーロックは「彼は芸術、アイデア、そして寛大さを通して多くのものを与えてくれました」と追悼した。
(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)