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集団の結束・離散・転覆を探る、劇団しようよ仙川チーム新作「歌舞伎町ノート」

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劇団しようよ「歌舞伎町ノート」出演者

「劇団しようよ『歌舞伎町ノート』」が8月8日から11日まで東京・調布市せんがわ劇場にて上演される。

これは劇団しようよの代表で劇作・演出家の大原渉平による、3年ぶりの長編新作。京都を拠点とする劇団しようよは、このたび東京・仙川でも新たに劇団を発足。今回は、その仙川チーム初の本公演となる。劇中では、大原が歌舞伎町で働き、生活した2年の経験をもとにした物語が描かれる。

歌舞伎町の無店舗型風俗店・新宿セミヘブンでは、かりそめの名前や架空の名前で夜の街に派遣されていく女性キャストたちがいて……。上演に向けて大原は「この『歌舞伎町ノート』を通じて、集団の結束、離散、そして転覆を探ってみようと思います」とコメントした。

出演者にはメンバーの沼田亮平、池田きくの、杉田一起のほか、砂川禎一郎、ブルーエゴナクの平嶋恵璃香、MIOKO、國玉咲笑、劇団Wistroemeriaの山本祐太、神谷柚衣、THEATRE MOMENTSの佐川大輔が名を連ねている。

大原渉平コメント

新たに仙川で劇団を発足させた劇団しようよが描くテーマは「集団の結束と離散」です。集団=劇団という「一つになろうとするものたち」の「一つになれなさ」、その上で「それでもみんなで一つのフリ」をする。 そんな、新しい芸術団体のあり方を模索しながら、その「活動そのもの」を作品のテーマに描き起こします。本作で描くのは、東京都新宿区歌舞伎町の物語です。日本でも有数の歓楽街として有名なこの街が、一晩だけ「一つになる」、そんなことになったらどんなことが起こるでしょう? 夢と欲望と現実とが、ない混ぜになった歌舞伎町という街を、仮初の「一つ」にしてみることで、たった一晩のファンタジーを紡ぎたいと思います。

そして、それは約束事のように朝を迎え、全ての仮初のプレイが解体されてゆきます。この「歌舞伎町ノート」を通じて、集団の結束、離散、そして転覆を探ってみようと思います。

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