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何かが“監視”している! 映画『ザ・ウォッチャーズ』が描く恐怖

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映画『ザ・ウォッチャーズ』が6月21日(金)から公開になる。本作は、M・ナイト・シャマランの愛娘イシャナ・ナイト・シャマランの監督デビュー作で、奇妙な部屋に誘われた主人公が“謎の何か”に監視される恐怖を描く“覗き見”リアリティーホラーだ。

本作の主人公のミナは森で迷い、何者かに誘われるように不思議な部屋を訪れる。主人公が穏やかな場所から知らず知らずのうちに恐ろしいエリアに足を踏み入れてしまうのはホラー映画の定型だが、本作で主人公が足を踏み入れるのは、斬新で、恐ろしい場所だ。

そこは何とガラス貼りの奇妙な部屋で、毎晩“謎の何か”がこの部屋を監視しているという。ミナはそこで3人の男女に出会う。彼らはこの部屋のことをどのぐらい知っているのだろうか?

いや、そもそもなぜこのような部屋が存在するのか? なぜ監視が始まるのは夜なのか? そして監視している者の正体は? 目的は?

ずっと監視されている環境が恐ろしいのは、単に見られているだけでなく、見られているという意識が自分を蝕んでいくことではないだろうか。

『ザ・ウォッチャーズ』では、正体不明の恐怖だけでなく、“何かに見られている中で行動する”心の恐怖も描かれる。さらに部屋にいるのは主人公ミナだけではない。そこには謎があり、登場人物たちの駆け引きがあり、“見られている”という不安を抱えた者たちの衝突があるに違いない。

混乱と恐怖の波紋は何重にも広がっていく。ショッキングな描写だけでなく、観る者の心までをも侵食していくような恐ろしさも本作では描かれるのではないだろうか。

『ザ・ウォッチャーズ』
6月21日(金)公開
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