ジョージ・ミラー監督×原哲夫 対談風景
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すべて見る『北斗の拳』などで知られる漫画家・原哲夫と、映画『マッドマックス』シリーズ全作を手掛けるジョージ・ミラー監督の対談が実現した。
累計発行部数1億部超を誇るアクション漫画の『北斗の拳』。作者の原は、1979年から続く『マッドマックス』シリーズの大ファンを公言しており、荒廃した世界、暴力で支配するバイカー集団、絶望の中でも生き抜く主人公の姿など、自身の作品にも多大な影響を受けていたという。
先日、映画『マッドマックス:フュリオサ』公開に先駆けて、原本人が描き下ろした主人公“怒りの戦士”フュリオサのイラストが公開され、コラボが実現。SNS上で絶賛の嵐が巻き起こった。
原は、「すべてが最高! 冒頭から最後まで面白かった! 私もジョージ・ミラー監督から多くの影響を受けたひとり。もう無いだろうと思っていたら、そんな創り方があるのか!?と、まだまだ新しい映像世界を見せてくれることに、本当に頭が下がる思い。本気で僕を弟子にして欲しいです!」という熱烈な“マッドマックス愛“を爆発させていたが、この度日本とオーストラリアを中継してミラー監督との対談が実現。『北斗の拳』連載から約40年の時を経て、原の長きに渡る熱き想いが実を結んだ。
原はミラー監督と直接会話をするのは今回が初めて。「私が手掛けた作品『北斗の拳』は、あなたの作品『マッドマックス2』からインスパイアを受けています。まさか40年の時を経て、お会いできる日がくるとは思わなかったので本当に感激をしております。お会いできてとても光栄です」と、心に溢れる思いの丈を伝えた。
漫画家として発想の源を聞くと、ミラー監督は「私が大切にしているのは“好奇心”です。私の場合は映像やビジュアルで表現をしていますが、一般的にストーリーを創り上げるということは、何千年という時間をかけても決して極めることはできません。ですが、“好奇心”さえあれば、創り続けることが出来るのです」と、ストーリー作りの極意を伝授した。
この日のために、「Dear George」と原自身のサインと、映画でも印象的な力強い眼のフュリオサを描き下ろしイラストに加えた、特別イラストをプレゼント。ミラー監督はこのイラストを手に取ると、少年のような満面の笑みを見せた。
念願のミラー監督との初対面を果たした原は「想像以上に優しく、僕のこともご存じでいてくださって、フランクに話しかけていただき嬉しかったです。若さの秘訣をもっと伺いたかったですね(笑)」と語り、ミラー監督とすっかり打ち解けた様子。
さらに「監督の脳はまったく衰えていない。しかもエンターテインメントを忘れていない。私たちの希望の星ですよ。年を重ねていくと変わっていくもの。でも僕は、変わらずにずっとエンターテインメントに徹していきたいという想いがあるから、ミラー監督もまったく変わらないでいてくれて、そこがとても嬉しかったです」と、現在進行形で創作活動の最前線を走り抜けているミラー監督に、最大限の敬意と一ファンとしての大きな喜びを語った。
「そして、新しい映像をまだ創り出すことが出来る人である。まだまだ影響を受けますね。これからもミラー監督を応援していきたいと思います。もっと色々な世界を見せてほしいです。若い世代に教えていって欲しい、色々な気づきを与えていってほしい。僕もそれを追いかけていきたい」と、長年敬愛しているからこそ、監督の変わらぬ創作意欲について感激していた。
なお、描き下ろしイラストは、SHIBUYA TSUTAYAにて、5月29日(水) から5月31日(金) の3日間限定で開催される『マッドマックス:フュリオサ』の公開を記念した特別展示イベント「マッドワールドV8展」でも展示される。
イベントでは、『マッドマックス』最新作のMADな世界に没入できるフォトスポットや、大型キャラクター・アクリルスタンドやプレゼントの限定カードの配布、コラボイラスト展示や物販コーナーなど、ここでしか見られない特別な展示が盛りだくさんとなっている。
<作品情報>
『マッドマックス:フュリオサ』
5月31日(金) 公開
公式サイト:
https://wwws.warnerbros.co.jp/madmaxfuriosa/index.html
(C)武論尊・原哲夫/コアミックス,「北斗の拳」製作委員会
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