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映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』より「Simmer Down」の歌唱シーンを公開

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映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』 (C)2024 PARAMOUNT PICTURES

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ボブ・マーリーの音楽とメッセージ、激動の生涯を描く映画『ボブ・マーリー:ONE LOVE』より、彼を一躍有名にしたキラーチューン「Simmer Down」の歌唱シーンが公開された。

5月17日に日本公開を迎え、公開10日間で興収2.5億円、動員16万人を突破している本作。主人公ボブ役は、『あの夜、マイアミで』でマルコムXを演じ、高い評価を得たキングズリー・ベン=アディル、ボブの妻、リタ・マーリー役は『キャプテン・マーベル』や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などハリウッド大作映画への出演が続くラシャーナ・リンチが演じる。監督は『ドリームプラン』などで知られるレイナルド・マーカス・グリーンが手がけ、妻のリタ、ボブとリタの実子であるセデラ・マーリーとジギー・マーリーなど、ボブ本人を誰よりも愛し、近くで見守ってきた家族たちが監修に参画している。

公開された映像は、デビュー前のボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが、ジャマイカの音楽スタジオ・スタジオワンへ生パフォーマンスで売り込みにいく場面。音楽プロデューサーのコクソン・ドッドに楽曲を披露するも「未熟だ。数年後に来い」と一蹴されてしまう。

しかしその場から立ち去られてしまうも諦めず、とっておきの勝負曲「Simmer Down」を披露するとスタジオの空気が一変。“落ち着いて カッとなるなよ 落ち着いて 争いが広がる”とピュアなメッセージを込めた歌詞が、明るくアップテンポに響き渡り、楽曲に心奪われたドッドは踵を返し、ブースの向こうからも飛び出さんばかりにノリノリで晴れて録音が決定する。

“レゲエミュージック”が確立する前、ジャマイカでは“ロックステディ”や“スカ”と呼ばれる音楽がポピュラーで、その潮流に乗ってきた新たなヤングスターの1曲は、その後ヒットチャート1位を獲得。ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズはスターダムへの第一歩を踏み出し、アーティストとして洗練される中で“レゲエ”の発展を牽引する存在となって世界へと羽ばたいていくことになる。

劇中で若き日のボブとリタを演じたのは、ジャマイカ人の若手俳優フアン・ダジャイ・ヘンリケとニア・アシ。ティーンエイジャーらしい、粗削りながら希望ある未来を切り開かんとするエネルギッシュなふたりを好演し、この先の様々な苦難とも向き合っていく晩年のシーンとの対比もあって、劇中でもひときわ輝きを放っている。

グリーン監督の前作『ドリームプラン』でもタッグを組んだ撮影監督のロバート・エルスウィットは、後に描かれる夫婦愛・家族愛の強さの源となる、互いに惹かれ合い始める爽やかなラブストーリーを演じたふたりに、「本当に見事だった。ボブとリタの夫婦関係は、間違いなく本作で感情に訴える中心的要素だ。お互いに見つめ合っている様子を観るだけでも偉業と言える」と称賛している。

ヘンリケとアシも、偽りのないロマンチックな絆で結ばれたボブとリタを演じることを、素晴らしい機会だったと誇りに思っているそうで、アシは「私自身もジャマイカの血を引いているので、なまりを含む話し方をするジャマイカ人役のオーディションを受けられることは光栄なことだと思う。特に、ラスタファリ主義者を演じられることはさらに光栄なことだった。自分の家庭のような温かみがあり誠実な脚本だった」と喜びを明かしている。

『ボブ・マーリー:ONE LOVE』「Simmer Down」歌唱シーン

<作品情報>
『ボブ・マーリー:ONE LOVE』

5月17日(金) 公開

『ボブ・マーリー:ONE LOVE』ポスタービジュアル

公式サイト:
https://bobmarley-onelove.jp/

(C)2024 PARAMOUNT PICTURES