森山未來が“疎遠だった認知症の父”藤竜也と対峙、近浦啓の監督作「大いなる不在」予告
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「大いなる不在」場面写真
森山未來が主演を務めた映画「大いなる不在」の予告編がYouTubeで解禁された。
「コンプリシティ/優しい共犯」で第19回東京フィルメックスの観客賞に輝いた監督の近浦啓が、実体験に着想を得て制作した本作。主人公の卓(たかし)は幼い頃に家族を捨てた父・陽二が警察に捕まったという報せを受ける。久しぶりに再会した陽二は認知症で別人のように変わっており、再婚相手の義母も行方がわからなくなっていた。やがて卓は、陽二と義母の生活を調べ始める。
森山が卓、藤竜也が陽二を演じ、卓の妻・夕希に真木よう子、義母の直美に原日出子が扮した。予告編には、卓から直美の行方を尋ねられた陽二が「自殺しましたよ」と飄々と答える様子や、卓と夕希が直美の自宅で大量の手紙やメモを発見するシーンなどが映し出される。なお、本作は第48回トロント国際映画祭でワールドプレミアを飾り、第71回サンセバスチャン国際映画祭では藤が日本人初となるシルバーシェル賞(最優秀俳優賞)を受賞するなど、世界各国で評価されている。
「大いなる不在」は7月12日より東京・テアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国で順次公開される。
※記事初出時より、見出しを一部変更しました
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