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俺たちと歌って踊ろうぜ!筧利夫の6年ぶりのミュージカル「クラスアクト」開幕

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ナタリー

左から吉田要士、高橋由美子、筧利夫、紫吹淳、ブラザートム。

「ブロードウェイミュージカル『クラスアクト』」が本日5月30日に東京・サンシャイン劇場で開幕する。初日公演に先駆け、同日昼に囲み取材が行われた。

「クラスアクト」は、ミュージカル「コーラスライン」の作詞家エド・クレバンの半生と、彼を取り巻く人々の実話をもとにしたミュージカル。主人公エド役で筧利夫が6年ぶりにミュージカル出演するほか、紫吹淳、高橋由美子、吉田要士、ブラザートムがメインキャストに名を連ねる。

筧は、稽古中から被り続けてきたというエドのウィッグを「全国公演が終わるまで、外さないようにしようと思う」と言って記者たちを笑わせつつ、「ストレートプレイを主とする舞台俳優が、ほとんどの曲を歌わせていただくという、前代未聞のミュージカルです。途中で何をしゃべっているのかわからなくなり、毎日意識が飛んでいます(笑)。千秋楽までには、意識をつないでいられるようにしたいです」と意気込みを語った。

また、女医でエドの一番の理解者であるソフィ役の紫吹は「十代から五十代までを演じ分けますが、エドの人生になくてはならない人として、筧さん演じるエドとどう関わっていくかを大切に演じたいです。この作品が持つ“実話”の力、素晴らしい音楽、そして(劇中で紫吹と高橋が一瞬披露する)ハイレグをちょっと、でがんばりたいと思います」と思いを明かした。

作品の見どころを問われたルーシー役の高橋は、自身が劇中で鳥の精を演じることを説明し、「本役は緻密な計算の中で演じなければならないので、のほほんとはできない。鳥の精ではただ楽しく、好きにやらせていただいていますので、ぜひ皆さんに観てほしいです」と答えた。

マーヴィン役の吉田は「実在するマーヴィンさんが作った曲が、あまりにも有名なものばかりで。その印象を崩さないようにしつつ、オリジナリティを出して演じたいと思っています」と話し、エドが通ったミュージカル教室の恩師・リーマン先生役のブラザートムは、あなぶきエンタテインメントの公式YouTubeチャンネルで作品についての紹介動画がアップされていることに言及。「全国の子供たち、そして昔子供だった人たちにとっても、動画を観てから来ていただけるとわかりやすいと思う」と、観劇前の予習を勧めた。

最後に筧は今回の舞台について「総力戦なところが魅力。皆、歌っているか、しゃべっているか、着替えているかしています。出演者は“ほぼ高齢者”というミュージカルですが、ご覧になった皆さんは、きっと僕たちのことを20歳くらい若く思われるはず。それくらい夢を与えているミュージカルです」と言い、「エアコンなんか吹っ飛ばして俺たちと歌って踊ろうぜ!」と力強くアピールした。

サンシャイン劇場公演は6月2日まで。その後、8月3日まで全国を巡演する。

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