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「新作落語」の立役者、六代目桂文枝がトリを飾る 鈴本演芸場6月中席「落語協会百年興行」

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映画・音楽・舞台など各ジャンルのエンタメ通=水先案内人が、いまみるべき公演を紹介します。

【水先案内人 山本益博のおススメ】

上方落語の雄、六代目桂文枝が10日間連日出演し、トリの高座に上がる。1984年自作の新作落語『ゴルフ夜明け前』で文化庁芸術祭大衆芸能部門大賞を受賞し、以来、創作した落語は数知れず、その落語の数々は多くの落語家によって継承されている。

「東」の三遊亭円丈と「西」の桂文枝は、新作落語の両横綱で、現在の「新作落語」の盛大な人気の立役者と言ってよい。文枝は、円丈の『ぺたりこん』のようなシュールな作品こそもたないものの、『妻の旅行』など古典落語を下敷きにした噺から、現代の社会、風俗を取り上げた作品までレパートリーの広さは、他の追随を許さない。

私の近年のお気に入りは『宿題』。子供の宿題に手を焼くサラリーマンの噺だが、父親ならば、一度は思い当たるふしがあるので、共感を覚えながら、爆笑してしまう。『宿題』を聴きたくて「鈴本」へ出かけてみよう。中席には、他に柳家権太楼、春風亭小朝、林家正蔵、柳家三三、などが出演する。

<公演情報>
鈴本演芸場 6月中席「落語協会百年興行」

6月11日(火)~20日(木) 東京・鈴本演芸場