「六月博多座大歌舞伎」幕開け、通し狂言「東海道四谷怪談」で尾上右近・尾上松也が熱演
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「博多座開場二十五周年記念『六月博多座大歌舞伎』」夜の部「東海道四谷怪談」の特別ポスター。
博多座開場二十五周年記念「六月博多座大歌舞伎」が、昨日6月2日に福岡・博多座で開幕した。
昼の部の演目には、「修禅寺物語」「身替座禅」「『恋飛脚大和往来』新口村」がラインナップされた。「修禅寺物語」では、坂東彌十郎が面作師夜叉王、尾上松也が源左金吾頼家、坂東新悟が夜叉王姉娘桂を勤めた。「身替座禅」は、夫の浮気を巡るコミカルな松羽目物で、愛人と浮気するため、計略を巡らす山蔭右京を松也、嫉妬に駆られる奥方玉の井を彌十郎が演じた。「新口村」は、追手がかかる1組のカップル、亀屋忠兵衛と傾城梅川の逃避行と、忠兵衛の実の父親・孫右衛門の苦悩が描かれる。中村梅玉が、忠兵衛と孫右衛門の2役、中村扇雀が梅川を勤める。
夜の部では、通し狂言「東海道四谷怪談」が披露される。同演目が博多座で上演されるのは、2002年に中村勘三郎(当時は五代目中村勘九郎)がお岩ほかを演じて以来、約22年ぶりのこと。今回は尾上右近がお岩、小仏小平、佐藤与茂七の3役、松也が民谷伊右衛門を勤める。
「六月博多座大歌舞伎」の公演は6月17日まで。
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