広島県のある街を描いた重松清の小説を舞台化、千夜一夜座「いとしのヒナゴン」
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千夜一夜座「いとしのヒナゴン」チラシ表
「千夜一夜座『いとしのヒナゴン』」が7月26日から28日まで東京・シアターグリーン BASE THEATERにて上演される。
これは重松清による同名小説を原作に、千夜一夜座座長の田中千寿江が脚本・演出を手がけ、出演もする公演。舞台は広島県比奈町。そこへ、謎の類人猿・ヒナゴンの目撃情報が30年ぶりに寄せられて……。
上演に際し千夜一夜座は「コロナ禍を経て、私たちがあらためて気がついたこと。それは、ありきたりな言葉かもしれませんが、人と人とのつながりであり、絆です。今回、上演する『いとしのヒナゴン』は、広島県の田舎町、比奈町の人々の絆と思いと、それを信じる心がとても温かく描かれています。ヒナゴンは、人々のその思いの象徴であり、信じる心そのものなのだと感じました。年明けには、石川県を中心とした大きな災害が起き、被災された方々は大変な生活を強いられています。その中でも故郷を離れたくない多くの人たちがいます。離れてもなお、心のふるさとを求める多くの人たちがいます。人の心に寄り添う舞台づくりを目指してきた私たちが、今こそ舞台で皆様にお伝えしたいテーマ、それがこの舞台だと思っております」とコメントした。
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