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門脇麦が孤独な人妻役、「オールド・フォックス 11歳の選択」本編映像

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「オールド・フォックス 11歳の選択」より、門脇麦演じるヤンジュンメイ。

ホウ・シャオシェン(侯孝賢)がプロデュースを手がけた台湾・日本合作映画「オールド・フォックス 11歳の選択」より門脇麦の出演シーンを収めた本編映像の一部がYouTubeで公開された。

第60回台北金馬映画祭で4冠に輝いた本作は、バブル期の台湾を舞台に、自分たちの店と家を手に入れることを夢見る父子を描いた物語。不動産価格の高騰でその夢が遠のいていく中、11歳の息子・リャオジエが“腹黒いキツネ(オールド・フォックス)”と呼ばれる地主のシャと、優しくて誠実な父の間で人生の選択を迫られる。「親愛なる君へ」のバイ・ルンイン(白潤音)がリャオジエ役、「1秒先の彼女」のリウ・グァンティン(劉冠廷)が父親タイライ役でダブル主演。台湾映画に出ることが夢だったという門脇がタイライの幼なじみで、空虚な日々を生きる人妻・ヤンジュンメイに扮した。

かつて、互いに淡い恋心を抱いていたタイライとヤンジュンメイ。しかし、その思いは成就することなくタイライはレストランで給仕長をしながら息子を男手一つで育て、結婚したヤンジュンメイは金銭的に恵まれた暮らしを送っているものの、心は満たされない日々を過ごしている。公開された映像にはクリスマスの夜、タイライの働くレストランにヤンジュンメイが1人で訪れている様子を収録。彼女は、タイライがテーブルへ来ると「あなたと息子さんに」とクリスマスプレゼントを渡す。

門脇は「私が演じたヤンさんは寂しい人です。彼女の孤独や悲しみを感じさせる瞳、そこをとにかく心がけました」と述懐。監督のシャオ・ヤーチュエン(蕭雅全)は「あの役には、お嬢様気質でちょっとわがままな感じがして、でも憂いが感じられてどこか孤独の影がある、という人を求めていたのですが、30歳くらいでそういう雰囲気のある人が台湾では見当たらなかったんです」と振り返り、「それで、ホウ・シャオシェン監督から『日本の俳優と仕事をしてみるといいよ』と勧められたことを思い出しました。ちょうど『浅草キッド』を観て、彼女がとてもいいと感じていたのでお願いしました」と述べている。

「オールド・フォックス 11歳の選択」は、6月14日に東京・新宿武蔵野館ほか全国で公開。

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