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永島聖羅・後藤夕貴ら出演、舞台「くちびるに歌を」再演が美しいハーモニーと共に幕開け

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ナタリー

舞台「くちびるに歌を」出演者

「舞台『くちびるに歌を』」が昨日6月6日に東京・あうるすぽっとでスタートした。

本作は、中田永一の小説「くちびるに歌を」(小学館文庫)を原作にした舞台作品。原作小説は、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲となった、アンジェラ・アキの楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」にインスパイアされて執筆されたもの。同作はマンガ化を経て、2015年には映画「くちびるに歌を」が公開され、2022年に舞台化された。今回はその再演となり、脚本・演出を長戸勝彦、作曲・合唱指導を和田一樹が手がける。

舞台は長崎県五島列島の、とある中学合唱部。音楽教師で顧問の松山は産休に入るため、中学時代の同級生で東京の音大に進んだ柏木に、1年間、合唱部の指導を依頼する。合唱部には女子生徒しかいなかったが、美人の柏木を目当てに男子生徒が多数入部。そんな彼らの人間ドラマが、合唱の美しいハーモニーに乗って展開する。

柏木役の永島聖羅は、初日を前に「すごく緊張していますが、1カ月間カンパニーで頑張ってきたので素敵なものをお届けできると思います」と自信をのぞかせ、「合唱がテーマで、笑いあり、ほろっとするシーンもあり、気持ちが伝わる素敵な作品です。この作品を見て明日も頑張ろうと思ってもらえたら嬉しいですし、1つでも心に残るセリフやシーンがあったらいいなと思います」と語った。一方、松山役の後藤夕貴は「とてもいい緊張感です。お客様が五島列島にいる気分になれるように、楽しく素敵な舞台を届けられたら」と言い、生徒・仲村ナズナ役の山岸理子は「五島中のみんなとなら大丈夫という自信があります。本番もみんなと一緒に楽しんで演じたいです」と微笑んだ。

上演時間は約2時間。公演は6月10日まで。

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