音楽座ミュージカルの新たな名作候補『SUNDAY(サンデイ)』本日開幕
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音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』
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すべて見る1987年の旗揚げ以来、『シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ』『マドモアゼル・モーツァルト』『リトルプリンス』(星の王子さま)など数々の名作を生んできた音楽座ミュージカル。その最新作『SUNDAY(サンデイ)』が、本日6月13日(木)に草月ホールで開幕する東京公演を皮切りに、名古屋と広島でも公演を行う。“ミステリの女王”アガサ・クリスティーが別名義で書いたロマンチック・サスペンス小説「春にして君を離れ」を原作として2018年に生まれ、2020年に再演された際には、文化庁芸術祭賞演劇部門新人賞(主演:高野菜々)と日本照明家協会賞奨励賞を受賞した作品だ。
主人公は、弁護士の妻として子どもたちを立派に育て上げたジョーン・スカダモア。病を患った次女バーバラをバグダッドまで見舞った帰り、ジョーンはひどい雨に降られて砂漠に足止めされてしまう。薄暗いレストハウスで話し相手もすることもなく、食べられるものも缶詰ばかり。退屈な日々のなかで、ジョーンは自らの「素晴らしい」人生を思い出す。美しく塗りこめられた思い出は、時間とともに少しずつ真実の姿をさらけ出していき……?
3度目の上演となる今回は、高野がジョーン役に三たび扮することに加え、狂言廻し的な役どころであるゲッコーとして藤重政孝が音楽座ミュージカル初参加を果たすことも話題。1994年に歌手デビュー後、1999年には『RENT』でエンジェル役を演じ、近年では『深夜食堂』『王室教師ハイネ』『いつか~one fine day~』などのミュージカルに出演している藤重。今回の出演は、昨年『シャボン玉~』のキャストオーディションを兼ねて開催された「パワーキャンプ2023」に、藤重が参加したことから実現したものだという。
出演にあたり、動画でコメントを寄せた高野と藤重。作品の見どころについて、高野は「正解のない作品。皆さんにどんな感じ方をしていただいてもいいところが一番の魅力」とアピールし、藤重は「皆さんの日常生活に基づいた物語になっていて、観終わって家に帰ってふとあのシーンと目の前の日常が被ったりと、“持って帰れる”作品。いっぱいお土産がありますので、毎公演待ってます(笑)」と語っている。音楽座ミュージカルの新たな名作候補に、ふたりの共演がもたらす効果に期待したい。
文:熊田音子
<公演情報>
音楽座ミュージカル『SUNDAY(サンデイ)』
原作:アガサ・クリスティー『春にして君を離れ』
脚本:相川タロー・ワームホールプロジェクト
演出・振付:ワームホールプロジェクト
音楽:高田 浩・金子浩介
出演:高野菜々、藤重政孝 他
【東京公演】
2024年6月13日(木)~6月17日(月)
会場:草月ホール
【名古屋公演】
2024年7月10日(水)
会場:Niterra 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
【広島公演】
2024年7月17日(水)※追加公演・28日(日)
会場:JMSアステールプラザ 大ホール
チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2451875
公式サイト:
https://ongakuza-musical.com/works/sunday
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