1秒でも気を抜けば…アダム・ドライバーが「フェラーリ」命懸けの役作りを語る
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「フェラーリ」撮影現場より、エンツォ・フェラーリ役のアダム・ドライバー(左)と監督のマイケル・マン(右)。
映画「フェラーリ」より、アダム・ドライバー演じるF1界の“帝王”と呼ばれた男エンツォ・フェラーリにスポットを当てた映像がYouTubeで解禁された。
同作では、フェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへ成長させた稀代の経営者であるエンツォが、同社の再起を誓ってイタリア全土1000マイルを走るロードレースに挑む様子が映し出される。ドライバーのほかにペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーがキャストに名を連ねた。
この映像には、本編の一部とともに監督のマイケル・マン、ドライバーのインタビューが収められた。マンは「アダムの中にエンツォがいる」「エンツォの心の状態や彼が周囲に抱く感情を再現していたよ」とドライバーの役への没頭ぶりに言及する。
ドライバーは役作りのため、実際のレース場に赴いてフェラーリでの走行に挑戦したそう。彼は「高速で走りながらカーブの頂点を探る。少しのロスが記録に響くんだ。レースでの集中力を知り彼を理解した。ビジネスへの姿勢やレーサーとしての精神をね。1秒でも気を抜けば死に直面すると思った」と当時を回想し、「自分の演技を知るために挑戦するのは大切だ」「僕はタイミングを逃さず全力を尽くすだけ」と俳優としての思いを語った。
「フェラーリ」は、7月5日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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