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黒沢清の“3大怖いもの”全部入りサイコスリラー「Chime」劇場上映が決定

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「Chime」ポスタービジュアル

黒沢清が監督・脚本を担った中編映画「Chime(チャイム)」の劇場上映が決定。東京・菊川のミニシアターStrangerが初めて配給する作品として、8月2日より同館ほか全国で順次公開される。

第74回ベルリン国際映画祭のベルリナーレ・スペシャル部門に出品された同作は、料理教室の講師・松岡卓司が主人公のサイコスリラー。ある日、チャイムのような音が聞こえるという生徒が教室で驚くべき行動に出てから、松岡の周囲で次々と異変が起こるさまが描かれる。

主演を務めたのは、黒沢の新作映画「Cloud クラウド」にも参加した吉岡睦雄。小日向星一、天野はな、安井順平、関幸治、ぎぃ子、川添野愛、石毛宏樹、田畑智子、渡辺いっけいもキャストに名を連ねた。

同作は、映像流通の新しい仕組みを提供するメディア配信プラットフォーム・Roadstead(ロードステッド)のオリジナル映画第1弾として、「自由に作品を制作してほしい」というオーダーから作られたもの。このプロジェクトでは、全世界999個限定のオーナーライセンス販売も行われた。

なお黒沢はこの映画について「映画の中の3大怖いものを詰め込んだ」と語った。彼によれば“3大怖いもの”は「幽霊の怖さ」「自分が人を殺してしまうのではないかという怖さ」「警察に逮捕されるのではないか。法律、秩序が自分にひたひたと近付いていくる怖さ」だという。

YouTubeでは予告編が公開中。

(c)Roadstead