『つくる展 TASKOファクトリーのひらめきをかたちに』茨城県近代美術館で 五感を使って楽しめる作品でものづくりの魅力を紹介
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《ひかりの3原色》2021年 ©TASKO
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すべて見るユニークな発想力と優れた技術力で、映像や立体物など幅広い分野の作品を手がけているアートファクトリー「TASKO (タスコ)」。日本の「ものづくり」をさらに元気にすべく多彩な活動を続けるTASKO の魅力を紹介する展覧会が、7月20日(土)から9月23日(月・祝)まで、水戸市の茨城県近代美術館で開催される。
TASKO は、1993年結成のアートユニット「明和電機」の出身者らによって、2012年に結成された「ものづくり」のプロ集団である。筑波大学芸術研究科を修了した土佐信道がプロデュースした明和電機は、日本の高度経済成長を支えた中小企業のスタイルを特徴としながら、常識を超える様々な「ナンセンスマシーン」を展覧会やライブ・パフォーマンスのかたちで発表して人気を博してきた。そうした実績もふまえつつ、美術や舞台、イベ ント、デザインなどそれぞれの専門スタッフとスキルを集めて結成されたTASKOは、様々な素材や手法を駆使し、また様々な企業やアーティスト、デザイナーらとコラボレーションしながら、映像、舞台、美術、広告など多くの分野で新しいものづくりに挑戦し続けている。
同展では、磁力や風力を利用した動く装置や、光や影の特性を活かしたインスタレーション、音やオブジェ、香りが連動する装置や触れる作品など、子供も大人もともに五感を使って楽しめる体験型の作品が勢揃いする。作品の動くしくみや仕掛けを知ったり、また制作に用いられる道具や素材や試作品などの展示を通じて、制作の裏側やエピソードにふれたりしながら、様々な視点から「ものづくり」の魅力を体感できるのも同展の大きな魅力だ。「ものづくり」の不思議さや面白さに気づくことを通して、見る側の好奇心や想像力、発想力や創造力も刺激され、自分も何かを「つくりたくなる」、そんなワクワク感がつまった展覧会となっているのだ。
同展ではまた、『つくる展』初出品となる特別作品も期間限定(※)で展示される。ピクセル画や映像を用いたこの《PIXTERIOR(ピクステリア)》もまた、さわって体験できる作品だ。TASKOのユニークなものづくりの秘密にせまる同展を、この夏、ぜひアクティヴに楽しみたい。
<開催概要>
『つくる展 TASKOファクトリーのひらめきをかたちに』
会期:2024年7月20日(土)〜2024年9月23日(月・祝)
会場:茨城県近代美術館 2階企画展示室
時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜(8月12日、9月16日、9月23日は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)
料金:一般1,000円、満70歳以上500円、大高730円、中小370円
※9月15日~21日は満70歳以上の方は無料、7月20日(土)、9月7日(土)、9月14日(土)、9月21日(土は高校生以下無料
※《PIXTERIOR》の展示期間 7月20日(土)〜7月30日(火)、 8月18日(日)〜9月18日(水)
公式サイト:
https://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/
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