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永青文庫に九曜紋が大集合 作品にある九曜紋を見つけよう『Come on!九曜紋 ―見つけて楽しむ細川家の家紋―』7月27日から

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《白糸裾紫威越中頭形兜》 細川宗孝所用 江戸時代(18世紀) 永青文庫蔵

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東京都文京区にある永青文庫では、2024年7月27日(土)より『Come on!九曜紋 ―見つけて楽しむ細川家の家紋―』を開催する。細川家の家紋である九曜紋(くようもん)を紐解く展覧会だ。

肥後熊本藩細川家の下屋敷跡にあり、700年の歴史を誇る同家伝来の歴史資料や美術工芸品を、保存、研究、公開している永青文庫。武器武具、調度品、染織品、掛け軸の表装など、同館所蔵の大名道具には、いたるところに九曜紋が配されている。ひとつの円の周りに8つの円を配した同紋は、太陽、月、火・水・木・金・土の五惑星に、日月食や彗星に関係する羅睺星(らごせい)・計都星(けいとせい)を象った、星の信仰に由来するデザイン。古くから加護を願って車や衣服などにあしらわれ、江戸時代には大名・幕臣100以上の家が九曜紋を用いていたと考えられる。

《白羅紗地九曜紋付陣羽織》 細川光尚所用 江戸時代(17世紀) 永青文庫蔵

細川家では2代忠興(ただおき、1563-1645)の時に織田信長から拝領し、公式の場で用いる「定紋」となったが、延享4年(1747)、7代宗孝(むねたか、1718-1747)が江戸城で切りつけられる事件が起き、これが家紋の見間違いによる事故とされたことから、同家の家紋は9つの円を離した「細川九曜」に変更されたともいわれている。

同館初の家紋をテーマとした同展では、山鳥の羽を扇状につけた《白糸裾紫威越中頭形兜》や、鞍の上にかける《九曜紋紫羅紗鞍覆》など、今まであまり公開される機会のなかった珍しい作品から、香道具やたばこ盆のような身のまわりの道具まで紹介する。作品のあちこちに九曜紋を見つけて楽しめるので、夏休みに子供と楽しむ美術鑑賞としてもオススメだ。また、会期中は、毎日先着30名に永青文庫オリジナルの「九曜紋うちわ」がプレゼントされる。

《九曜紋紫羅紗鞍覆》 江戸時代(19世紀) 永青文庫蔵

<開催概要>
令和6年度夏季展『Come on!九曜紋 ―見つけて楽しむ細川家の家紋―』

会期:2024年7月27日(土)〜9月23日(月・振)
会場:永青文庫
時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:月曜(8月12日、9月16日、9月23日は開館)、8月13日(火)、9月17日(火)
入館料:一般1,000円、70歳以上800円、大高500円
公式サイト:
https://www.eiseibunko.com/

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