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初主演がホラーでよかった?渋谷凪咲「夢のようなお話」、かまいたち山内にも感謝

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「あのコはだぁれ?」最速プレミア上映イベントの様子。左から穂紫朋子、早瀬憩、渋谷凪咲、山時聡真、清水崇。

学園ホラー映画「あのコはだぁれ?」の最速プレミア上映イベントが本日7月12日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの渋谷凪咲、早瀬憩、山時聡真、穂紫朋子、監督を務めた清水崇が登壇した。

本作は夏休みの補習授業を舞台に、教室にいないはずの“あのコ”が怪奇を巻き起こしていくホラー。渋谷が臨時教師の君島ほのかを演じたほか、補習を受ける生徒役で早瀬、山時、穂紫らが出演した。

2023年12月にNMB48を卒業したのち、本作で映画初主演を果たした渋谷は「本格的にお芝居するのが初めてで、もう何もわからないまま、毎日を必死に全力で生き続けた撮影期間でした。夢中になって楽しんで、学ばせていただいた時間だったと思います」と明かす。宣伝ではお笑い芸人の山内健司(かまいたち)が強力な味方になってくれたそうで、「私は何もお願いしてないのにYouTubeチャンネルでチラシ1枚だけの情報で宣伝してくれて本当に感謝してます」と伝え、「昨日は松竹の重鎮の皆さんに、山内さんが1人交じって観てくださって(笑)。『凪咲はもうホラー女優1本で生きていける』というお墨付きもいただきました」と話した。

清水が「初主演がホラーでいいのか悩まなかったのかな」と尋ねた場面では、渋谷は「本当に夢のようなお話だと思いました」と吐露。「NMB48を卒業しようと思ったきっかけが2つあって。1つは『演技のお仕事に挑戦したい』、もう1つは『新たな自分の可能性を探りたい』ということでした。その2つがまとめて叶ったようなお話をいただいたので、すごくうれしかったです」と続けた。

映画は今年の3月から撮影し、先週、完成したばかり。撮影から仕上げ、公開までが非常に短く、清水は「監督を25年以上やっていて、こんなに短期間で作ったのは初めて。3月、4月に撮影をしてましたからね。普通はCGや音楽をあとから作るので、撮影から1年、2年は時間をかける」と異例の制作体制を明かす。公開を夏までに間に合わせるという事情もあったそうで、「こういう舞台挨拶のときは(撮影から時間が空いて)何を話していいかわからないパターンも多いんですが、早すぎて、まだみんな覚えていると思います」と語った。

舞台挨拶では黒板風のフリップでお題ごとにトークを展開。「この夏、挑戦したいこと」に「人生初おばけやしき」と回答した早瀬は「今まで一度もお化け屋敷に入ったことがなくて。怖いのが大の苦手なのですが、本作を機に、少しだけ克服できたと思っているので。今年の夏はお化け屋敷に挑戦したい」と続ける。「あのコはだぁれ?」は渋谷と一緒に観たそうで、「怖くて、ずっと凪さんにしがみついて。手をつなぎながら観てました。すっごい怖かったです」と口にした。

最後に清水は「これから怖いものを観ていただきますが、僕はお笑いも好きなので、コメディモチーフのところもあります。面白いと思ったところは笑っていただいて全然構わないように作ってます。そして怖いところもギャーギャー言いながら楽しく観ていただければ」と挨拶。「あのコはだぁれ?」というタイトルに込めた思いにも触れ、「この“あのコ”は冒頭からわかりやすく出てくる“あのコ”もいれば、実は登場人物それぞれによって、この人にとっての“あのコ”、あの人にとっての“あのコ”と、いろいろな“あのコ”を潜ませてます」と明かした。

「あのコはだぁれ?」は7月19日に全国で公開。

(c)2024「あのコはだぁれ?」製作委員会