Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 益山貴司が新団体・焚きびび始動、旗揚げ公演は“かつての自分”を語るお話

益山貴司が新団体・焚きびび始動、旗揚げ公演は“かつての自分”を語るお話

ステージ

ニュース

ナタリー

焚きびび no.1「溶けたアイスのひとしずくの中にだって踊る私はいる」チラシ表

劇作・演出家の益山貴司が新団体を始動。その最初の公演となる、「焚きびび no.1『溶けたアイスのひとしずくの中にだって踊る私はいる』」が9月13日から16日まで東京・JINNAN HOUSE B1Fにて上演される。

焚きびびは、益山貴司を代表に、実弟でダンサー・俳優の益山寛司、舞踏家・俳優の高田静流で立ち上げられたチーム。「溶けたアイスのひとしずくの中にだって踊る私はいる」では、“これまでとこれから”が重なった作品世界を描き出す。ある若い女は、“かつての自分”を語り出し……。

上演に向けて益山貴司は「『もう一度、焚き火を起こす』劇団をやめて3年、最後にオリジナルの戯曲を書いて上演してから5年。そろそろ、体が冷えてきたので、劇団という焚き火をもう一度、起こすことにしました。まずは弟の寛司と女優・高田静流の3人で火を熾します。ぜひ、僕らの焚き火にあたりに来てください」と団体の始動について思いを語る。

また旗揚げ公演について「『かつての自分』について語るお話です。それは、過去と一直線に結びついた、例えば、『私は昔、子供だった』というようなものでもあり、例えば、本作のモティーフの一つである複式夢幻能のように、草刈り男が実は平敦盛だったようなものでもあり、例えば、見知らぬ廃屋に巡り合って、かつて私はそこに住んでいたかもしれないと感じるあの感覚でもあり、いわば、マルチバースのように、『かつての自分』が増殖していくような、そんな、『自分への解像度を下げる』物語です。主人公の女性は、他者との『分かり合えなさ』に行きあたりますが、それはつまり、『私はあなたじゃない』からであって、本作では、そんな状況に『だからこそ、私、無限大』と腹をくくれるような、あるいは首をくくるような、楽観と絶望が入り混じった物語を書きたいと思います」と思いを語った。

%play_1486_v1%