ミニチュア写真家・田中達也の大規模個展、8月1日より日本橋髙島屋で 「見立て」のミニチュア作品約160点を日本初公開
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《おすしが ふくを かいにきた》「おすしが ふくを かいにきた」より(白泉社) (C)Tatsuya Tanaka
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すべて見る2011 年から、Instagramで毎日発表を続けている「MINIATURE CALENDAR」で人気を博してきたミニチュア写真家・見立て作家の田中達也。日常にある物を別の物に見立てたミニチュア作品とその写真で知られる田中の活動を紹介する大規模な個展が、8月1日(木)から8月28日(水)まで、東京の日本橋髙島屋S.C.本館の8階ホールで開催される。
2017年にNHKの連続テレビ小説『ひよっこ』のタイトルバックを担当した田中は、同年から国内外で展覧会活動を展開し、また近年は絵本作家としても活躍している。今回の展覧会は、韓国・ソウルで開催され、約19万人もの観客動員数を記録したもの。いわば東京への里帰り展となる同展では、ミニチュア作品約160点が日本初公開となる。
タイトルにある『みたてのくみたて』は、「どうしてアイデアが尽きないのか?」とよく問われる田中が、その質問に答える気持ちで構想したものだという。自身が頭のなかでどのように見立てのアイデアを探し、組み立てているのかを意識した田中は、同展では「HOME」「FORM」「COLOR」「SCALE」「MOTION」「LIFE」「WORLD」の7つのゾーンで、自身のアイデア創出の原点を解き明かしていく。
たとえば、丸眼鏡を自転車に、ソフトクリームをウェディングドレスに見立てた作品のように、日常によく知られる物を別の物に変換することで生まれる面白みとともに、言葉遊びを交えて付けられたタイトルがウィットに富んでいるところも、田中の作品の魅力的なところだ。今回はまた、絵本作家としても活躍する田中の大人気絵本『おすしが ふくを かいにきた』(白泉社)のキャラクターを表した大型作品も登場する。
同展ではまた、こうした多彩なミニチュア作品や写真を見て楽しめると同時に、来場者自らも撮影者となれる楽しみもある。全作品が撮影可能なうえ、特別なフォトスポットも数カ所に用意されている。ミニチュアの世界を大型作品で再現したこのスポットでは、自身がミニチュア人形になった気分で撮影することも可能。大人も子供もアクティブに楽しめる、夏休みにぴったりな展覧会となっている。
<開催概要>
『田中達也展 みたてのくみたて MINIATURE LIFE MITATE MIND』
会期:2024年8月1日(木)~8月28日(水)
会場:日本橋髙島屋S.C.本館 8階ホール
休館日:8月21日(水)
料金:一般1,200円、大高1,000円
公式サイト:
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/tatsuya_tanaka_nihombashi/index.html
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