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ラグビー日本代表、イタリア戦へ、SO松田「冷静にゲームコントロールしたい」

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松田力也 (c)スエイシナオヨシ

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第2次エディー・ジャパンの4試合で1試合出場、プレータイムはわずか25分。『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』全4試合で10番を背負った松田力也は出場機会を渇望していた。7月17日のメディア対応で、松田は背番号10へのこだわりを口にした。

「10番へのこだわりは変わらず持っているので、負けないようにチャレンジしたい。この2試合10番を付けられなかったが、もう一度自分を見つめ直す時間にもなった。悔しさもありながら、いい形でトレーニングができた」

当初、エディー・ジョーンズHCが掲げる“超速ラグビー”に戸惑いつつ、松田はトレーニングを積み重ねてアジャストしていった。
「ランの仕掛けが重要視されていて、そこの感覚にすり合わせていくのが難しいと言うか、ちょっと戸惑った。今はすごく手応えを感じているし、周りとの連係も含めて良くなっているという実感がある。前のジャパンでは外のスペースへ運べば、外の選手がスペースを持つことができると考えていたが、今はどんどん自分が仕掛けていくことで、周りのスペースを作り出すという形になっている。元々僕は仕掛けていくタイプだったが、いいタイミングで周りにパスを渡すというところに重きを置いてプレーするように変わっていった。その切り替えに今取り組んでいる。うまくハマってきているという実感はすごくある」

松田はSOとして超速ラグビーをどうハンドリングしていくのか。
「ゲームを80分通して見た時に、やっぱりキックも使わないといけないし、ゆっくり時間を使ってもう一度アタックする時間を作ったりする場面はたくさんある。相手がペースを握っている時はどうコントロールして、どうやって流れを取り戻すかをもっと考えていかないといけない。キャプテンのリーチ(マイケル)さんとコミュニケーションを取りながら、冷静にゲームコントロ-ルをしたい」

『リポビタンDチャレンジカップ2024』で日本代表はイングランドに17-52の力負け、ジョージアには数的不利が響いて23-25の逆転負けを喫した。次も難敵イタリアが相手となるが、テストマッチ3連敗は許されない。
「勝ちにこだわってやりたい。自分たちのラグビーをする時間がどれだけ作れるかという点がカギになると思う。相手の時間でも我慢して、どれだけ自分たちの時間に戻せるかというところがまずひとつのポイントになってくるので、うまくゲームコントロールしながら判断したい。あとはスコアできるところで必ずスコアしないと勝てないので、そこは突き詰めていきたい」

今オフ松田は大きな決断を下した。7シーズン在籍した埼玉ワイルドナイツを退団し、トヨタヴェルブリッツへの移籍を決めたのだ。
「すごく大きな決断ですごく勇気が必要だった。(帝京大学の)同期の姫野和樹が声を掛けてくれたというのがひとつ要因でもあるし、もう一度一緒にプレーしてタイトルを狙いたいという思いもあった。また9番に世界的な選手(アーロン・スミス)がいるし、HCを含めてオールブラックスでやっていた(スティーブ・)ハンセンがいて、(イアン・)フォスターが新しく来て新しいラグビーを自分にインストールできるのではという期待も込めて選んだ」

同日にはここまで4試合すべてに出場しているCTBサミソニ ・トゥア、7月16日にはイングランド戦で初キャップをマークしたFL山本凱と先週9日に追加招集されたPR木村星南もメディア対応を行い、イタリア戦に向けて意気込みを口にした。

トァア「最初は緊張した。でも最初で世界一の相手でもあるし、自分の強さがどれくらいあるかわかるいい経験になった。みんなうまいし強い。自分の足りないところをどんどん練習したい。日本代表のチャンスをもらえたので、そのチャンスを無駄にしないように、毎日努力したい」

山本「2回負けているので、次の試合に絶対勝ちたいが、結果が出るのは80分終わった後なので、目の前の一つひとつのブレイクダウン、コンタクトに勝つことを意識して、それを80分続けて最終的にスコアボードに反映されるという考えでやっていきたい。
昨日、イタリアを分析して、それに基づいてアタックとディフェンスを練習している。4試合して、FWパックはラインアウトモールで押されたり、スクラムは7人で押されてしまったが、いい感じで成長しているので、セットやゴール前のディフェンスで圧倒できればと思う」

木村「(日本代表合宿は)『こんなにしんどいんや!』と想像を絶した。途中からなので周りのスタンダードが高いし、求められることも細かくて高い。僕はまだ1週間なので、菅平からやっている選手はすごいなと思った。
もし出られるなら初キャップなので特別な感情もあるが、冷静に目の前のことに集中して、チームから求められることにフォーカスしてぶつけたい」

果たして、日本代表は7月最後のテストマッチでどんなメンバーを並べるのか。『リポビタンDチャレンジカップ 2024』日本代表×イタリア代表は7月21日(日)・札幌ドームにてキックオフ。チケット発売中。試合の模様はBS日テレにて生中継。

リポビタンDチャレンジカップ2024のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2450747

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