「KEX 2024」全プログラム発表、キーワードは「えーっと えーっと」
ステージ
ニュース

「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024」ビジュアル
「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2024」が、10月5日から27日にかけて京都・ロームシアター京都、京都芸術センター、京都芸術劇場 春秋座、THEATRE E9 KYOTO ほかにて開催される。
「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭」は2010年にスタートし、今回が15回目となる国際芸術祭。本日7月18日に全プログラムが発表され、新たにムラティ・スルヨダルモ、松本奈々子&アンチー・リン、穴迫信一 × 捩子ぴじん with テンテンコ、チェン・ティエンジュオ&シコ・スティヤント、余越保子、ジャハ・クー / CAMPO、アミール・レザ・コヘスタニ / メヘル・シアター・グループの参加が決定した。なお既報の通り、アレッサンドロ・シャッローニ、(ラ)オルド × ローン with マルセイユ国立バレエ団、オラ・マチェイェフスカ、クリスチャン・リゾー、マチルド・モニエ&ドミニク・フィガレラも参加する。
また今回のキーワードは「えーっと えーっと」。「KYOTO EXPERIMENT」共同ディレクターの川崎陽子、塚原悠也、ジュリエット・礼子・ナップは連名で「『えーっと えーっと』と聞くと、少しネガティブな意味合いに感じるかもしれない。不安や自信のなさ、あるいは不快感を抱いている誰かが発しているように感じるかもしれないから。しかし、『えーっと えーっと』は『フィラー』や『ディスコー スマーカー』と呼ばれるものの一例で、話し手と聞き手の双方にとって、会話の中では役に立つものである。フィラーには固有の意味はないが、コミュニケーションの相手に何かを伝える。『えーっと えーっと』は、人が情報を処理しているとき、記憶を呼び起こそうとしているとき、何かについて熟考しているとき、そして、誰かと会話を共有しているときに発する音である。意味がない空白のスペースであり、わからないことや何かに折り合いをつけるための空間でもあるかもしれない」と説明。さらに「今年のフェスティバルでは、個人と集団・自己と他者の間の折衝について、あるいはさまざまな歴史や個人的・文化的・政治的な記憶を私たちがどのように形づくるか、過去との対話の中でそれらの記憶を再構築する(あるいはしないことを選択する)行為について、考えることができる作品がラインナップされている。これらの作品へのアクセスが、『えーっと えーっと』によってさまざまな道のりを開かれることを願っている」とコメントした。
チケットの一般前売りは8月9日12:00にスタートする。
%play_1281_v1%