作曲家・梶浦由記に迫る書籍「6,000曲の“パレード”」発売、創作の極意が明らかに
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「6,000曲の“パレード” 作曲家・梶浦由記 異才の流儀」書影(帯あり)
2023年にデビュー30周年を迎えた作曲家・梶浦由記に関する書籍「6,000曲の“パレード” 作曲家・梶浦由記 異才の流儀」が、7月25日に刊行される。同書は、「ルビーフルーツ」「月(1999年)」で梶浦とタッグを組んだ映画監督・君塚匠とNHK制作班が手がけた。
「魔法少女まどか☆マギカ」「Fate/Zero」「ソードアート・オンライン」などアニメ作品の劇伴、歌手への楽曲提供、ソロプロジェクトなどマルチに活躍する梶浦。30周年イヤーにはNHKが初の長期密着取材を行い、その模様は「6000曲の“パレード” 作曲家 梶浦由記」のタイトルで2023年12月にNHK BSにて放送された。
同書では、梶浦の知られざる創作の極意と人となりが明らかになる。序文と「梶浦サウンドの生まれるところ」「メイキング・オブ Kajiura」「語り下ろしモノローグ」「6,000曲のパレード」の4部で構成されており、番組では未公開だった要素や、梶浦への追加取材の内容も盛り込まれた。
梶浦は「私自身も、取材を通してこれまでの月日を一度すっきり見渡したことで、また新たな喜びと興味を持って音の楽しさと言うものと向き合って行ける気がしております。もしご興味ございましたらお手に取っていただけましたら幸いです」とコメントを寄せた。
梶浦由記 コメント
昨年、君塚匠監督に長期にわたり本当に丁寧な取材をしていただき「6,000曲の“パレード”」と言う素晴らしい番組を作っていただきました。今回その取材に加え、また長時間のインタビューを何度も重ねていただき、今度は書籍として出版していただけることとなりました。
デビューから数えて30年という年月も、人に言われれば「そうか」と思う程度にただ楽しく必死に、そしてあっという間に過ぎて行きまして、自分にとっては「まだまだ道中」という感覚しかございませんが、その道端にそっと残して行く一本の旗として、本当に有難い番組を、そして本を作っていただけたものだと心から感謝しております。
私自身も、取材を通してこれまでの月日を一度すっきり見渡したことで、また新たな喜びと興味を持って音の楽しさと言うものと向き合って行ける気がしております。もしご興味ございましたらお手に取っていただけましたら幸いです。