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ぴあ 総合TOP > “夫の出産”描くコメディ「BIRTHDAY」開幕、演出の大澤遊「必死に生きる姿に喜怒哀楽を」

“夫の出産”描くコメディ「BIRTHDAY」開幕、演出の大澤遊「必死に生きる姿に喜怒哀楽を」

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本多劇場グループ×海外戯曲シリーズ第4弾「BIRTHDAY」より。(撮影:桝實七月子)

「本多劇場グループ×海外戯曲シリーズ第4弾『BIRTHDAY』」が、7月24日に東京・新宿シアタートップスで開幕した。

「BIRTHDAY」は、ローレンス・オリヴィエ賞受賞劇作家のジョー・ペンホールにより、2012年にイギリスで初演された作品。同作では、男性が妊娠出産するという選択をした夫婦と、病院スタッフの会話を通じ、男性目線で作られた社会や、NHS(国民保険サービス)にまつわる問題、白人ミドルクラスによる人種差別に皮肉を込めたコメディが展開する。夫のエドと妻のリサにまた子供が生まれようとしている。妊娠しているのはエド。彼らは病院で帝王切開に臨もうとするが、人員不足でなかなか対応してもらえず……。

日本では2021年に大澤遊の演出、小田島創志の翻訳でリーディング公演として初演された。今回は脚本をブラッシュアップし、演劇公演として立ち上げる。リーディング公演より宮菜穂子、山崎静代、石山蓮華が続投するほか、エド役を新たに阿岐之将一が務める。

開幕に際し、大澤は「リーディング公演からついに本公演に。観客の皆さんの笑いに包まれ開幕しました。イギリスの生活や文化を知らなくても、そこにいる登場人物たちが必死に生きる姿に喜怒哀楽を感じられる作品に育ちました。もちろんイギリスのことを知っているとより楽しめる部分もありますが。そこは気にせず、ぜひ劇場にいらしてください!」とコメントした。

公演は7月30日まで行われる。

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