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1910年代から現在まで、114人の仕事をたどる「世界の名カメラマン大全」発売

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「世界の名カメラマン大全」書影

映画界における撮影の名手たちを紹介する書籍「世界の名カメラマン大全」が、明日8月1日にビジネス社より刊行される。価格は税込4950円。

著者は元20世紀フォックス映画・日本支社の宣伝マンで、500本を超える作品の宣伝・配給に携わった古澤利夫。「映画の力」「全米映画撮影監督協会が選ぶ 20世紀最高の映画100作品」といった著書でも知られ、本書は映画雑誌FLIXで2021年6月号から始まった連載の原稿を加筆・修正したものとなる。1910年代から現在に至るまでの114人のカメラマンたちが事典方式で掲載された。

数々の映画技法を生み出したD・W・グリフィスの作品群でカメラマンを務めたG・W・ビッツァーや、「オッペンハイマー」で今年の第96回アカデミー賞撮影賞を受賞したホイテ・ヴァン・ホイテマなど、撮影監督がどのようにして撮影技術を革新させてきたか、バイオグラフィとともに裏話を解説。またテクニカラー、トッドAO70ミリ方式、3D、IMAX、デジタル撮影など、時代の変遷とともに登場した撮影方式も紹介する。

古澤はあとがきの中で「学生さん、教師の皆さま、映画愛好家たちが映画撮影の重要性をよりよく理解し、鑑賞するための教育ツールとしての役割を果たしていると感じていただければ幸いだ。また、別の視点で語った『映画史』としてお楽しみください。と同時に映画撮影のプロフェッショナルのランドマークとなる作品を皆様と共有できると信じている」とつづっている。