生田大和の演出によるミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』東京、大阪で上演。小瀧望(WEST.)が死神役に
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ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』主演の小瀧望
2023年に宝塚で上演され話題を呼んだミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』が、WEST.小瀧望の主演で、2024年9月28日(土)~10月20日(日)に東京・東急シアターオーブ、11月5日(火)~11月16日(土) には大阪・梅田芸術劇場にて上演される。
原作は、イタリアの劇作家、アルバート・カゼッラによる戯曲『La morte in vacanza』(1924)。1929年にウォルター・フェリスが『Death Takes A Holiday』として英語で戯曲化、1934年にはフレドリック・マーチ主演で映画化(邦題『明日なき抱擁』)、1998年にもブラッド・ピット主演で『ミート・ジョー・ブラック(邦題『ジョー・ブラックをよろしく』として再び映画化、ヒットを重ねてきた物語だ。
今回上演されるミュージカル版は、『TAITANIC』で成功を収めたピーター・ストーン(脚本)とモーリー・イェストン(作詞・作曲)のコンビにより誕生(2003年ピーター没後、トーマス・ミーハンが執筆を継承)、2011年にオフ・ブロードウェイで初演、2017年にはオフ・ウエストエンドのチャリングクロス劇場で上演。2023年には宝塚版が上演され話題をふりまいた。
舞台は第一次世界大戦後のイタリア。主人公は、ランベルディ侯爵のもとで2日間の休暇を過ごすという死神/サーキだ。演じるのは、WEST.のメンバー小瀧望。2021年には舞台『エレファント・マン』での演技により第28回読売演劇大賞杉村春子賞を受賞するなど、舞台での活躍も注目される。ヒロインのグラツィア役には、ドラマ、CMなど多くの映像作品に出演、近年ではコンスタントに舞台出演を果たし、活躍の場を広げている山下リオと、宝塚歌劇団⽉組トップ娘役として活躍後⼤学院に進学、これが退団後初の舞台出演となる美園さくらがWキャストで登場。さらに、エリック役には東啓介、コラード役に内藤大希、アリス役に皆本麻帆、デイジー役に斎藤瑠希、ヴィットリオ役に宮川浩、ステファニー役に月影瞳、ダリオ役に田山涼成、エヴァンジェリーナ役に木野花と、実力派が名を連ねる。
演出は、2023年の宝塚版に引き続き、生田大和(宝塚歌劇団)が担う。劇団外での舞台、ミュージカル『ドン・ジュアン』(2019、2021)でも好評を博した気鋭の登場に、期待が寄せられる。チケットの一般発売は8月17日(土) より。
主演・小瀧望コメント動画ほか
■演出・生田大和(宝塚歌劇団)コメント
明日が来なくても、愛は消えない――
生きる事。愛と死。そして命とは何か。
敬愛するモーリー・イェストン氏の楽曲にのせて、死神の視点で人生の意味を問いかける、このミュージカルを、主演・死神(と、東欧からやってきたチャーミングなプリンス!)役の小瀧さんをはじめ、個性と技量、それぞれの経験豊かな俳優の皆様、この作品を愛するクリエイター・スタッフ陣と共に創ることができる事に、喜びと幸せを感じています。
この「出会い」によって起きるであろうケミストリーに、私自身、ワクワクしています。
どうぞ、ご期待ください!
■主演・死神/サーキ役 小瀧望 コメント
まさか死神という、人間ではない役を演じる事になるとは思ってもいませんでした。
元々この作品の映画(リメイク版)が好きで、ブラッド・ピットさんが演じられた役ですので、同じ役に挑める事にプレッシャーを感じつつも興奮しています。
死神が人間の力や姿を借りて下界に降りてくるというファンタジーであり、難しい役どころを、手探りで進めていくことになると思いますが、とても楽しみです。
ありふれた役じゃないだけに役者冥利に尽きます!頑張りたいと思います。
ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』小瀧望 コメント動画
<あらすじ>
知りたいんだ。生きる意味を、命とは何か——
これは、人類が史上未曾有の“死”に取り憑かれた第一次世界大戦の悪夢から覚め、“狂乱の”1920年代が始まって間も無い頃の物語……
深夜、イタリア北部の山道を“飛ばして”走る一台の車があった。
乗っているのはランベルティ公爵一家。一人娘グラツィアの婚約をヴェニスで祝った帰りなのだ。だが一家を乗せた車を悲劇が襲う。突如現れた“闇”にハンドルを取られた車がスピンし、グラツィアは夜の闇へと投げ出されてしまうのだった……!
……大事故に遭ったにもかかわらず、まるで何事も無かったかのようにグラツィアは無事だった。彼女の無事に安堵する一同。
しかしグラツィアは、自身に“何かが”起こったと感じていた。
同じ夜遅く、死神がランベルティ公爵の元を訪ねる。
一人孤独に、死せる魂を“あちら側”へと導き続ける事に疲れ果てた死神は、二日間の休暇を公爵一家と共に過ごす事にしたのだが……!
<公演情報>
ミュージカル『DEATH TAKES A HOLIDAY』
Book by Thomas Meehan and Peter Stone Music and Lyrics by Maury Yeston
Based on the dramatic play by Alberto Casella
and rewritten for the American stage by Walter Ferris
and originally produced by the Messrs. Shubert
作詞・作曲:モーリー・イェストン
潤色・演出:生田大和(宝塚歌劇団)
【出演】
死神/サーキ:小瀧望
グラツィア(Wキャスト):山下リオ 美園さくら
エリック:東啓介
コラード:内藤大希
アリス:皆本麻帆
デイジー:斎藤瑠希
ヴィットリオ:宮川浩
ステファニー:月影瞳
ダリオ:田山涼成
エヴァンジェリーナ:木野花
フィデレ:宮下雄也
ロレンツォ/飛行教官:西郷豊
伊藤彩夏 井上弥子 岡施孜 蟹々々エミ 上條駿 熊澤沙穂 篠崎未伶雅
鈴木亜里紗 高瀬育海 長澤仙明 丹羽麻由美 武藤寛 安井聡 吉井乃歌(五十音順)
【東京公演】
2024年9月28日(土) ~10月20日(日)
会場:東急シアターオーブ
【大阪公演】
2024年11月5日(火) ~11月16日(土)
会場:梅田芸術劇場メインホール