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映画ツウたちが選んだ2024年7月のベスト映画は『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』【月イチ!“ぴあテン”ランキング】

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『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』

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評論家、ライター、編集者など映画ツウたちの投票により月ごとのベスト作品を選ぶ「月イチ!“ぴあテン”ランキング」。その7月公開の映画ベストテンが決定し、『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が1位となった。

本ランキングは、26人の選者が2024年7月公開の「みた」映画の中から特に良かった作品、好きだった作品、高く評価している作品を投票して決定したもの。

2024年7月に日本で劇場公開された映画は78作品。その中からぴあ水先案内人が選んだ今回の「“みた”ベストテン」は、 2カ月前に発表した「“みたい”ベストテン」から順位が大きく変動し、「期待をはるかに超えた」「ノーマークだったが観たらとてもよかった」と、“発見”がたくさんある月となった。

第1位に輝いたのは、1969年の月面着陸にまつわる噂を基に作られた『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』。 「みたい…」の4位からランクアップを果たし、「古き良きアメリカの空気が伝わる傑作」(堀晃和)といった声があがった。

2位を獲得した『密輸 1970』も同様に、10位からの大躍進。韓国海洋密輸の史実に着想を得た、海女さんが主役のクライムアクションで、「病みつきの面白さ!」(伊藤さとり)、「娯楽映画として完璧な出来!」(真魚八重子)などの称賛が寄せられ、韓国映画のバイタリティを感じさせる作品となった。

3位は『お隣さんはヒトラー?』。これも「みたい…」の8位から大きく順位を上げた。「舞台劇のような演技が、奇抜な設定をリアルに」(中川右介)というコメントにもあるように、戦争の悲劇を今までにないアプローチで描いたことで、本作に多くの票が集まった。

ほかに、「みたい…」の時はランク外だった6位のアニメ『化け猫あんずちゃん』も、「この夏、大人が観るべきアニメーションの筆頭」(相馬学)など、熱い支持を得ている。

選者26人の投票作品とコメントはぴあアプリ/WEBに掲載中。

2024年7月公開の「みた」映画ベストテン

1位『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』 41pt
2位『密輸 1970』 25pt
3位『お隣さんはヒトラー?』 20pt
4位『フェラーリ』 17pt
4位『デッドプール&ウルヴァリン』 17pt
6位『化け猫あんずちゃん』 16pt
7位『メイ・ディセンバー ゆれる真実』 12pt
8位『クレオの夏休み』 10pt
9位『ある一生』 8pt
9位『大いなる不在』 8pt
9位『キングダム 大将軍の帰還』 8pt

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