ドイツを拠点に活動する美術家、西川勝人の日本初となる回顧展がDIC川村記念美術館で開催
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西川勝人《蓮》1998–2000年 作家蔵 ©Katsuhito Nishikawa 2024
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すべて見るドイツを拠点として活動する西川勝人による日本初の回顧展『西川勝人 静寂の響き』が、9月14日(土)〜2025年1月26日(日)、DIC川村記念美術館で開催される。
1949年東京生まれの西川は、バウハウス誕生の地であるドイツに23歳で渡り、ミュンヘン美術大学を経て、デュッセルドルフ美術大学でエルヴィン・ヘーリッヒに師事。ノイス市にあるインゼル・ホンブロイヒ美術館の活動に参画したことを機に、隣接するアトリエを拠点として活動を続けている。
シンプルな構造と簡素な素材による白い彫刻に代表されるように、光と闇、その間の漠とした陰影がもたらす静けさが魅力だ。ほかにも、写真、絵画、ドローイング、インスタレーション、建築的構造物など、表現方法は多岐にわたるが、いずれもその存在を声高に主張することなく、静謐さをたたえている。
今回の展覧会は、1980年代以降の創作から西川自身が作品を選んで構成。自然光、外光、照明、間接光と、さまざまな光のもとで、作品の表情の違いも楽しめる。また、美術館前に広がる池には、同展のために制作された新作の屋外彫刻《佐倉の月》が浮かぶ。会期中にトークイベントやミュージアムコンサートなども行われるので、ぜひチェックしてから出かけたい。
ヨーロッパを拠点としているため、日本国内で見る機会が限られてきた西川の40年を超える活動をまとめて見られる貴重な機会。都会の喧騒を離れた自然豊かな美術館で、瞑想に浸るような体験になりそうだ。
<開催概要>
『西川勝人 静寂の響き』
会期:2024年9月14日(土)〜2025年1月26日(日)
会場:DIC川村記念美術館
時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜(祝日の場合は開館翌平日休)、12月24日(火)〜1月1日(水)
入館料:一般 1,800円 、大学・65歳以上 1,600円
公式サイト:
https://kawamura-museum.dic.co.jp/art/exhibition-past/2024/katsuhito-nishikawa/
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