Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 爆風スランプインタビュー「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」

爆風スランプインタビュー「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」

音楽

インタビュー

ぴあ

爆風スランプ (Photo:小堺勝巳)

続きを読む

Text:谷岡正浩 Photo:小堺勝巳

デビュー40周年の節目に再集結を果たし、26年ぶりの新曲&ツアーを発表した爆風スランプ。新曲「IKIGAI」は、独特のラップ調のメロディに超絶テクのファンクがミクスチャーされた、まさに爆風印としか言えないナンバーとなった。パンクでファンクでロックでポップで、けれど既存のどれにも当てはまらない自由なアプローチを貫き続ける爆風スランプの4人に、再集結のこと、そして新曲の制作について聞いた。

「ラップというものに対してずいぶん前から自分たちなりのアプローチをしてきた」(ファンキー末吉)

――再集結のきっかけは40周年というのが大きかったんですか?

サンプラザ中野くん(以下、中野) はい。あとはコロナが大きかったなって思っています。コロナの期間って、やっぱり音楽ができなかったし、このままどうなるんだろうって感じでしたからね。かなりの逼迫感というか切迫感がありましたよね。それが明けて、できるじゃんってことになって、そのタイミングで40周年というものもすぐ前に見えていたので、爆風を動かしたいということを2年くらい前からスタッフと話をしていました。

サンプラザ中野くん

――集まるのに何か難しいことというのはありませんでしたか? 当然ながら、個々人での活動がある中での再集結となるわけですから。

ファンキー末吉(以下、末吉) いや、別にそれはなかったかな。

中野 末吉が中国でどんな活動をして、どういうスケジュールで動いているかというのが分からなかったので、なのでかなり早めに動き始めました。

末吉 もう、「喜んで!」って感じでしたね。

――集まってまずは何をされたんですか?

末吉 4人揃ってだとジャケ写の撮影でした。

中野 ジャケ写じゃなくて宣伝用のアー写だね。

末吉 そうかそうか。

――再集結するという時点で何をやるかというのは決めていたんですか?

中野 いや、どうだったかな。集まる前のオンラインでのミーティングで新曲を出そうっていう話をしたのは覚えていますね。

末吉 中野はかなり早い段階で新曲を出したいって言ってたよ。

ファンキー末吉

――活動休止以降、これまで二度ライブでの復活はありましたが、曲を出すというのは初めてですよね。このタイミングで動かすのであれば、これまでとは違って大きなものにしていきたいというイメージはあったんですか?

中野 そうですね。何しろ40周年だし、さっきも言いましたけどコロナ明けで、ここでちゃんと動いておかないと何があるか分からないからやれる時にやっておこうと。

パッパラー河合(以下、河合) あと、50周年になると、集まれる可能性が著しく低下するから(笑)。

末吉 確かに、今のうちっていうのはあるね(笑)。和佐田さんが大病したのって何年前だったっけ?

バーベQ和佐田(以下、和佐田) 7年前。

末吉 もう7年前になるんだ! いつ大きな病気になるかも分からないから、集まれるうちに集まっておこうっていうのは正直なところありましたよね。

河合 やっぱロウソクは消える前の一瞬、輝きを増すんでね(笑)。

――新曲「IKIGAI」の曲作りはどういうふうに進めて行ったんですか?

中野 去年の暮れくらいだったかな、まず私の方からテーマを示したんですよ。「IKIGAI」っていうテーマを。それで、そのテーマに基づいて曲を作ろうっていうことになったんですけど、なかなか曲ができてこなくて。じゃあ俺も作ろうということで、ウクレレを持って、レゲエ調のメロディに歌詞をつけたものを出したんですよ。そしたら末吉が詞だけ生かしてくれて、今の原型をすぐに返してくれたんです。「えー! ラップですか?」って思って(笑)。ヤバいなって思いました(笑)。

末吉 俺の中ではラップに対してそんな驚くとは夢にも思ってなかったから。だって「嗚呼! 武道館」(1985年リリースの4thシングル)と一緒じゃんって。他にも過去にラップの曲があるから。まあ、でも時代が違うもんね。今はラッパーがたくさんいるからね。

中野 そうなのよ。

末吉 だから今のラップとはまったく違う語りのようなラップ、「語(かた)ラップ」です。

――いいですね、「語ラップ」。

中野 最初は、「えー!」って思ったんですけど、スタッフも含めて聴いているうちに、じわじわよくなっていきましたね。

末吉 実はね、曲ができてなかったんじゃなくて、いつ出したらいいかが分かんなかったの。

中野 ああ。

末吉 で、こういうのもいいね、ああいうのもいいねっていう話をたくさんしていて、その中で「「Y.M.C.A.」みたいなのもいいと思うよ。「I・K・I・G・A・I」っていうふうに」っていうのを中野から聞いて、じゃあそんな感じのものを作ろうと思って、頭の中ではできてたの。そしたら中野が先に、そのレゲエ調のものを出してきたから、じゃあ俺も出そうって次の日に出したの。

中野 そういうことだったのか。やけに早いなと思ったんだよね。

――河合さんと和佐田さんはそこからどんなふうに参加されるんですか?

和佐田 もうあとは盛り上げるだけというか(笑)。まず末吉からのデモを聴いた時に、すごいカッコいいなって思って、あとはこれを中野がどうやって歌うのかなっていう。たぶん中野のことだから、メインストリームの戦いは避けるだろうなって思ったんですけど(笑)。結果、非常にサンプラザ中野くんらしいものに仕上がりましたね。頑張ってベース弾いてよかったなって思います。

バーベQ和佐田

――地の文と語りがある、独特の感じが読み物っぽい印象を与えますよね。

末吉 そうですね、読み物感ありますよね。面白いのが、プロモーションビデオを撮ってた時に、中野が「これ、どういうフリで歌うの?」って困ってたのが一番面白かった(笑)。“イエー!”とかできないから。果たしてライブでどんなフリで歌うのか、楽しみにしておいてください(笑)。

中野 直立不動で誤魔化したいな(笑)。

――ニュースを読んでいるキャスターがいきなり歌い出した、みたいな感じもありますもんね。

中野 はははは。

末吉 なるほどね(笑)。

――河合さんは曲の原型を聴かれて、どのように感じましたか?

河合 俺はそんなに変なラップには聴こえなくて、俺自身が今のメインストリームのラップが苦手だっていうのもあるので、こういうラップだと普通に聴けるというか。よく考えたら、さっきも話題に出た、爆風初期の「嗚呼! 武道館」もそうなんだけど、その前に俺と中野が一緒にやってたアマチュアバンドのスーパースランプっていうのがあって、そのバンドでやってた「ポックリクラブ」っていう曲もラップっぽかったっていうか。だから、歌じゃないところで勝負するっていうのが昔からあったんだなって。

末吉 そうそう。だから爆風スランプらしいラップのジャンルがすでにあるんですよ。

河合 アマチュアの頃はガンガンに歌い上げるっていうようなスタイルではなかったので、むしろそういうのを苦手にしていて、だから「語ラップ」みたいなのをやってたんだと思うんですよ。

パッパラー河合

中野 ちょうどRun-D.M.C.(ランディーエムシー)が流行って、「ああ、ラップっていうのがあるんだ。じゃあやってみようぜ」っていう感じで。だからそうですね、1984年、85年くらいですかね、やってましたね。

末吉 当時、周りにはいなかったよね。

中野 そうですね。たぶん日本のラップ界に影響を及ぼしているはずなんですが……。

末吉 誰も知らないという(笑)。

中野 なんか常に隙間を狙うというか(笑)。人がやっていないことをやってなんとか目立ってやろうっていう根性は常にありますね。同じ土俵で勝負しないというか。

末吉 だから私は全然、爆風スランプとして新しいことをやっている感覚はないんですよ。ラップというものに対してずいぶん前から自分たちなりのアプローチをしてきたわけで、それが今の時代になってちょっと奇妙に響くというか、新鮮に響くというのは、「へーそうなんだ」って感じですよね。

――そう考えると、逆にラップが様式化されてきているのかもしれませんね。

中野 ああ、なるほど。

「“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました」(サンプラザ中野くん)

――ソロの活動にはない、爆風スランプとして意識するものはありますか?

末吉 私はやっぱりプレッシャーを感じますね。クオリティの高くないもの、幼稚なものを出しちゃうと日本に帰って来れなくなっちゃうんじゃないかなって思いながら、みんなにキーキー言って迷惑かけてます(笑)。

中野 この前再集結してから初めて全員一緒に音を出したんですけど……THE FIRST TAKEというのをやったんですよ。やっぱりリズム隊とかキレキレなので、ボーカルが乗り遅れないようにしないとなってあらためて思いましたよね。外に向けてこうじゃなきゃいけないっていうことよりも、バンドの中で「こいつアマチュアやな」みたいな目で見られないようにしないとっていうのはありますね。

末吉 なんで関西弁(笑)。

中野 あとは、こういう再集結という活動を一緒に盛り上げてくれているマネージャーさんをはじめとしたスタッフのみなさんに、恥をかかせないようにしないといかんなと一生懸命頑張ってみました。THE FIRST TAKEって1回きりじゃないですか。「Runner」をやったんですよ。この曲ってもう数千回はやってると思うんですけど、イントロのギターを河合さんは間違えたんです(笑)。そんなとこ今まで間違ったことなんてないのに。

末吉 おいしいよね〜(笑)。

河合 人生って本当に面白いなって思いました(笑)。中野はずっと緊張してやってたんですよ、THE FIRST TAKEを。で、こっちも緊張してたんですけど、最初に間違えたから、もう、「ちぇっ」と思って、そこから脱力してやれました(笑)

――河合さんは爆風スランプだからこそ意識するものって何かありますか?

河合 それはないですね。やっぱり末吉と和佐田さんとやるのが自然というか。それ以外であんまりやったりもしないので。たまに若い子達とやったりはするけど、それはあくまでサポートしてもらってるっていう感じなので。バンドでやろうって言ったらこの4人しかいないので。だから特に大きな感動もなく(笑)、「ふーん」って感じで。

末吉 でも不思議なんですけど、どれだけ間が空いても音を出したらまったく違和感がないんですよね。この前まで一緒にやってた感というか。

河合 うんうん。

――それがバンドの最高なところでもあり、不思議なところですよね。

末吉 そうそう。例えば爆風の曲じゃないものをやったらまた違うのかもしれないですけどね。でも爆風の曲だと、それぞれの曲に対するアプローチが決まっているからまったく変わることなく昔の感じでやれますね。そもそも違うアプローチももうできないから。

――感覚としては“戻る”という感じなんですか? それともまた何か別の感覚なんですか?

末吉 やっぱり違うものですね。楽曲は素材でしかなくて、表現するのは今の自分を表現するわけだから。だからアプローチは一緒でも、若い頃にはできなかった今の演奏をそれぞれがやってると思う。それが面白いんですよね。

――和佐田さんは久しぶりに爆風スランプで演奏してみていかがでしたか?

和佐田 楽しい以外になかったですね。THE FIRST TAKEの話に戻ると、自分も間違えたんですよ(笑)。でも、それも含めて楽しかったです。だからずっとニコニコしてやってます。モデルさんって、用意された衣装を自分が何年も着ていたみたいに着こなすのが一流だって聞いたことがあるんですけど、爆風スランプというバンドもそんな感じがするんですよね。「IKIGAI」って、確かに新曲なんですけど、もうずっと一緒に演奏し続けているような感じなんですよ。新たに生まれた感じがしないというか。ドラムはファンキー末吉以外にはないフレーズだし、ギターのフレーズも末吉の考えたフレーズなんですけど、パッパラー河合のフレーズなんですよ。歌も中野だし。もうそれ以外ないって感じで、“すごいな爆風スランプ”って思いました。

――「IKIGAI」はまさに“生きがい”がテーマになっている曲ですが、これは中野くんの中で大きなものとしてあったんですか?

中野 20何年前から健康に目覚めまして、日々健康ネタを漁っているわけですけど、その中でNetflixのドキュメンタリーに、世界中の100歳以上の人たちが集まっている場所……「ブルーゾーン」(イタリア・サルディーニャ島、日本・沖縄、アメリカ・カリフォルニア州ロマリンダ、コスタリカ・ニコジャ半島、ギリシャ・イカリア半島の5カ所)というのがあると海外の研究者が提唱して、その地域を研究しようっていうドキュメンタリーがあるんですよ。で、その研究者が沖縄に行っていろいろと調べたところ、「もちろん食べ物や自然環境もいいけど、ここの人たちは生活をしている中で、人の役に立つとか仲間同士助け合うとか、精神的な面で“生きがい”というものを手にしていて、それで長生きすることに絶望を持っていない。つまり“生きがい”というのは、人間がより健康的に長く生きていくためには重要なのではないか」って言っているんです。そこから、生きがいが“IKIGAI”として世界中に広まって行ったんです。KAWAIIとかMOTTAINAIとかと同じように。

そのことを知って、バブル崩壊以降日本人は“IKIGAI”を持つことを忘れていたんじゃないかな?とふと思ったんです。老後は2000万円持ってないと暮らしていけないとか、何もかもがお金に換算されて考えられる世の中になったんですけど、お金ももちろん大事だけど、“IKIGAI”も必要だよなと。それで、現代の日本に暮らす、特に中高年のみなさんに向けて“IKIGAI”という言葉は響くんじゃないかと思ったんです。“IKIGAI”があれば楽しく生きていけるよって、希望を持ってもらえるんじゃないかなと感じました。

――最近は“推し”という言葉がよく使われますけど、それよりももっと自分自身に深く根ざした言葉だと思います、“IKIGAI”というのは。

中野 そうですね。“IKIGAI”という言葉が本当に国際的な共通語になっているという事実を末吉さんがイギリスのブライトンで発見したので、ここからは末吉さんどうぞ。

末吉 ブライトンの街を歩いていたら、「IKIGAI CAFE」というのがありまして。ちょうどこの曲を作っている時に発見したんです。それで、日本人が経営しているのかなと思ってお店に入って聞いてみたら、香港人のオーナーさんだったんです。「なんでこんな店名にしたんですか?」って聞いたら、「沖縄の友人からこの言葉を教わって、すてきな言葉だなって思って店の名前にしました」って。コーヒーとパンが売りなんだけど、「コーヒーとパンは僕の“IKIGAI”です」って言うんだよね。で、本当にそのお店のコーヒーとパンがおいしくて感激しちゃって、さらに自分達が今作っている曲とも繋がって、ちょっと泣けてきたんですよ。

中野 本当に神様がいたみたいな。

末吉 ほんとほんと。

――当然みなさんの“IKIGAI”は、音楽をやることだと思うのですが、その中身は若い頃と比べたら変わっている部分もあると思うんです。例えば若い頃は、モテたいとか成功したいとか目立ちたいというようなことが優先的にあったかもしれない。そこで、今みなさんが音楽をやる上での“IKIGAI”は何ですか? ということを聞きたいです。

中野 私は、やっぱりコロナが大きかったと思うんですけど、コロナの最中は音楽的なものがストップして、それがいつ明けるか分からなかったから、ずっと歌えないんじゃないかっていう恐怖と、あと歌わなかったことによって声が出なくなっていくんじゃないかって思ってたんですけど、コロナが明けて歌えるようになると、あらためて歌い続けることが“IKIGAI”になりましたね。年齢的なものもありますしね。

末吉 中野からこの言葉を聞いて、調べたんですよ。“IKIGAI”で検索すると、ある図表が出てくるんです。4つの円が交錯した真ん中が“IKIGAI”で、その4つの円は「自分の好きなこと」「社会から必要とされていること」「自分の得意なこと」「自分が収入を得られるもの」、この中心にあるものが“IKIGAI”なんだと。それに合わせて自分のことを考えてみると、まさに4つの円の真ん中にあるものが音楽しかないんですよね。そうか音楽は自分の“IKIGAI”だったんだって気づけた。

中野 へー。

――河合さんはいかがですか?

河合 20代の頃って、なんていうか虫みたいにぐりぐりぐりぐり動いて演奏してるんですよ。ずっと鼓動が速い感じで。それが60歳を過ぎるとだんだん動きが鈍くなるんです。でもそれは嫌だなって思って。老人っぽいなって見られるのが嫌なんです。老人なんだけど(笑)。それを覆すような……だから80歳までは、「この人元気だな」「この人が80歳でこんなにギターが弾けるんだったら、俺もまだやってみようかな」とか、そういうふうに思ってもらえるような存在でいたいですよね。

末吉 こりゃあライブが楽しみだな(笑)。

河合 みなさんお楽しみに!

――和佐田さんはいかがですか? 今、音楽が“IKIGAI”である理由というと?

和佐田 私はライブですね。レコーディングも面白いんですけど、やっぱりライブなんですよ。ライブだけは誤魔化しがきかないんで。「こいつ腕が落ちたな」って思われたらそれでおしまいなんで。なので、体を壊した時も、「ライブやりてー」っていうのを目標に絶対復活しようと病院のベッドで寝てたんです。あとはコロナもそうですよね。予定していたライブが無くなって、絶対にこのまま終わらないぞって思ったし。もう全部ライブなんですよ。THE ROLLING STONES(ザ・ローリング・ストーンズ)なんて、歳だし、お金だって使いきれないくらい持ってるし、もうライブなんてやる理由はどこにもないはずなのに、それでもやるっていうのは、ただただライブがやりたいからなんだろうなって想像するんですよね。だから、“IKIGAI”って言葉とライブが自分は繋がっていますね。

河合 でもさ、QUEEN(クイーン)にしてもさ、メンバーの中でひとりくらいはさ、「俺もうライブはいいや」っていう人間がいたりするじゃん。ジョン・ディーコンとかさ。でも爆風にそういうメンバーはひとりもいないっていうのがすごいよね。みんな活気があるんですよね。

――10月23日(水) に爆風スランプ史上初めてメンバーセレクトによるベストアルバムをリリースしたあと、27年ぶりのツアーに出ます。名古屋のE.L.L.が前夜祭として2日間ブッキングされていますが、ここにはどのような意図といいますか思いがあるのでしょうか?

中野 やっぱりE.L.L.はデビュー前から一番僕らをピックアップしてくれた地方のライブハウスで、E.L.L.のおかげで東名阪のブッキングをしていただいて、アマチュアなのにツアーに出られていたということがあったので、そういう感謝の意味も込めて2デイズやらせていただきます。大阪と東京は、末吉が中国でやっている布衣(ブイ)ってバンドが参加してくれます。

末吉 テーマは「日中友好」というのも入っているので。こういう時代だからね。

――見どころはどんなところになりそうですか?

末吉 ライブの“へそ”に、ものすごいのを考えたので、私はそれが楽しみで楽しみで(笑)。これが一番ワクワクしています。すんごい5〜10分間になると思いますよ。

中野 普通は歌を中心に構成しちゃうと思うんですけど、いろんな歌ものバンドを見ても、バンドだけが演奏するシーンが結構あるんですよね。特にQUEEN。うちのバンドもすごいので、「演奏でお客さんが音に酔ってもらえるようなことができたらいいね、どう?」って振ったら、末吉さんがすごいモチベーションを上げてくれて、面白い企画が進行中です。

末吉 お楽しみに!

<リリース情報>
ベスト・アルバム
『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』

2024年10月23日(水) リリース
CD2枚組:4,500円(税込)

爆風スランプ『40th Anniversary BEST IKIGAI 2024』ジャケット

【収録内容】
■DISC1
・IKIGAI(Album. ver)
・坂出マイ・ラブ
・流山マイ・ラブ
・神話
・War
・リゾ・ラバ
・月光
・Runner(中文版)
・まっくろけ
・えらいこっちゃ
・たいやきやいた

■DISC2
・週刊東京「少女A」
・嗚呼!武道館
・おしゃれな東京タワー
・らくだ
・The Blue Bus Blues
・大きなたまねぎの下で~はるかなる想い
・KASHIWAマイ・ラブ~ユーミンを聞きながら~
・京都マイ・ラブ
・青春のフレア
・涙2(LOVEバージョン)
・勝負は時の運だから
・短い恋

予約リンク:
https://bakufu-slump.lnk.to/40thAnniversaryBest_IKIGAI_2024_PKG

<配信情報>
デジタル・シングル
「IKIGAI」

配信中

爆風スランプ「IKIGAI」ジャケット

配信リンク:
https://lnk.to/_IKIGAI

爆風スランプ「IKIGAI」Music Video Teaser

<ツアー情報>
『爆風スランプ~IKIGAI~デビュー40周年日中友好LIVE“あなたのIKIGAIナンデスカ?”』

【前夜祭!(愛知公演)】
2024年10月31日(木)・11月1日(金) 愛知・名古屋E.L.L.
開場 18:00 / 開演 19:00

【兵庫公演】
2024年11月4日(月・祝) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター
開場 16:00 / 開演 17:00

【東京公演】
2024年11月17日(日) 東京・LINE CUBE SHIBUYA
開場 16:00 / 開演 17:00

【チケット情報】
前夜祭!(愛知公演)スタンディング:6,600円(税込)
兵庫・東京公演 指定席:11,000円(税込)
https://w.pia.jp/t/bakufuslump-ikigai/

爆風スランプ公式サイト:
https://www.sonymusic.co.jp/artist/BakufuSlump/