渡辺いっけいが“僕と似ている”村松みさきと初タッグ、新作朗読劇「深夜のムーン」
ステージ
ニュース

左から渡辺いっけい、村松みさき。
「村松みさきプロデュース vol.15 朗読劇『深夜のムーン』」が、10月4日から6日まで東京・劇場HOPEで上演される。
「深夜のムーン」は、俳優の渡辺いっけいと脚本家の村松みさきが初タッグを組む新作朗読劇。主演を渡辺いっけいが務めるほか、ポップンマッシュルームチキン野郎の渡辺裕太、上田愛、奥田龍平、演劇集団キャラメルボックスの生田麻里菜、そして脚本・演出を担う村松も出演する。
奥多摩の山道に、夜な夜な生きづらさを抱えた若者たちが迷い込む。「よお、お前か、今夜のお悩み相談者は」と後ろから声をかけられた若者が遭遇するのは、今まで目を逸らしてきた己の弱さか、それともこれから先の未来か。
渡辺いっけいは「僕は若い頃から昔話をすることが多い。些か懐古趣味だと自嘲している。村松みさきの作品を初めて見た時、郷愁を誘うその作風に面白さと照れ臭さを感じた。恐らく村松みさきは僕と似ている。誤解を恐れずに言えば、二人とも絶えずもがき、足掻いている。暑苦しい演劇人ふたりの初めてのタッグ。ご覧いただければ、とても嬉しい」と述べる。
村松は「今回の作品のテーマは『許す前に、闘え』。力強いものに仕上げるつもりです。私が脚本家として駆け出しの頃から見守って下さっている渡辺いっけいさんが主演を引き受けて下さいました。18歳の頃の私がこの話を聞いたらひっくり返ると思います。2024年秋、客席まで肉薄する熱を体感しに来て頂けたら嬉しいです」と呼びかけた。
上演時間は2時間を予定。
%play_1935_v1%