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「HANAGO-花子-」開幕、森山開次「全力でこの作品に向かい合っています」

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伝統と創造シリーズ vol.10「HANAGO-花子-」より。(撮影:瀬戸秀美)

伝統と創造シリーズ vol.10「HANAGO-花子-」が昨日2月22日に開幕した。

本企画は、日本の伝統的な様式を持つ能楽堂をコンテンポラリーダンスの振付家がどのように解釈し扱うかを問う、「伝統と創造」シリーズの第10弾。今作「HANAGO-花子-」では、演出・振付に森山開次を迎え、「班女」と「隅田川」の2つの演目をもとに、“花子”と呼ばれる女性の愛を巡る一生をダンス作品として描き出す。花子役をバレエダンサーの酒井はな、“花子にまつわる存在”を能楽師の津村禮次郎と森山が担当。なお森山と酒井は今回が初共演となる。

上演にあたり森山は「私を含めたこの3人で、能楽堂と言う特別な場所で、全力でこの作品に向かい合っています。ぜひみなさまにも、この場へ足を運んでいただけるとうれしいです」とコメントしている。公演は2月26日まで東京・セルリアンタワー能楽堂にて。上演時間は80分の予定。

森山開次コメント

能の代表的古典である2つの名作より多くのことを学ばせて頂きながら、1つの作品に仕上げることに取り組んでいます。日本を代表するプリマである酒井はなさんでなければ、この役を演じきることは難しかったでしょう。津村禮次郎さんはこのような場を与えてくださり、胸を貸していただけていることに深く感謝しております。
私を含めたこの3人で、能楽堂と言う特別な場所で、全力でこの作品に向かい合っています。ぜひみなさまにも、この場へ足を運んでいただけるとうれしいです。

※初出時、公演日程に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

伝統と創造シリーズ vol.10「HANAGO-花子-」

2019年2月22日(金)~26日(火)
東京都 セルリアンタワー能楽堂

演出・振付:森山開次
出演:酒井はな、津村禮次郎、森山開次