上村聡のかみむら文庫が、昨年試演した「御社のチャラ男」を本公演に
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かみむら文庫「御社のチャラ男」チラシ表
「かみむら文庫『御社のチャラ男』」が11月27日から12月1日まで東京・ウエストエンドスタジオにて上演される。
「御社のチャラ男」は2020年に刊行された、絲山秋子の連作短編小説。かみむら文庫では、本作をもとに作品を立ち上げる。
舞台は東京から少し離れた地方都市にある食品メーカー・ジョルジュ食品。社長のコネでやってきた営業統括部長は、社内で密かにチャラ男と呼ばれていて……。
今回は、昨年11月に東京演劇道場「ワーク・イン・プログレス / Dojo WIP」にて試演した作品をベースに、本公演として立ち上げる。
演出を手がける上村聡は、上演に向けて、「絲山秋子さんの小説に出てくる登場人物たちは、いつもどこかせつない。どこか不満げで、わたしの知る誰かのようでもある。観劇後の電車の中で、『あの役って、〇〇さんだよな……』と、わたしとまったく同じことをしたくなるはずです。きっと」とコメントした。
出演者には大重わたる、小幡貴史、葛たか喜代、上村、北浦愛、代田正彦、末冨真由、扇田拓也、谷村実紀、手代木花野、中島多羅、花島令、六川裕史が名を連ねている。
上村聡コメント
なぜ、御社のチャラ男なのか
数々の小説との出会いのなかに、「御社のチャラ男」はありました。全編モノローグで書かれたこの小説はまさに演劇の台本のようで「いつかこの小説を演劇に!」と考えていました。
絲山秋子さんの小説に出てくる登場人物たちは、いつもどこかせつない。どこか不満げで、わたしの知る誰かのようでもある。観劇後の電車の中で、「あの役って、〇〇さんだよな……」と、わたしとまったく同じことをしたくなるはずです。きっと。
%play_2057_v1%※初出時より本文を変更しました。