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デビューから1年、ICExの8人が感じている“成長”「自分が素でいられる場所がICEx」

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“愛し愛する”8人組ダンスボーカルユニットICExが9月25日にメジャー1stアルバム「Retro Toy Pop」をリリースする。これまでに1stシングルから3rdシングルのほか、ユニット曲も収録されており、「いま」のICExがギュッと詰まった聴きごたえ抜群の一作。
このアルバムについてはもちろん、デビューからの1年を振り返っての「成長」について、メンバー自身の言葉で語ってもらった。

ICExがいま「愛する」もの

――今回、ICExのみなさんはぴあにインタビュー初登場ということで、自己紹介として「いま愛する」ものについて教えてください。

志賀李玖(以下、志賀) 20歳の志賀李玖です。いま愛しているのはおうちで飼っているルルとククっていうワンちゃん2匹です。ミニチュアシュナウザーで、地元に帰ったときはすごく癒されますし、大好きです。

山本龍人(以下、山本) メンバーカラーピンクの山本龍人です。いま愛してるものはめかぶですね。

――めかぶ!?

山本 レッスンの合間のちょっとした休憩時間にコンビニでめかぶを買って、食べています(笑)。

筒井俊旭(以下、筒井) メンバーカラーオレンジ、18歳の筒井俊旭です。とっしーって呼んでください!

――とっしー!

筒井 ありがとっしー!(笑)
……ということで、僕が愛しているものはMARVEL映画です。最近、『デッドプール&ウルヴァリン』を観たんですけど、めちゃくちゃおもしろくて。BUDDiiSのTAKUYAくんもMARVELが好きなのでエビライのリハで語らせていただきました。どうやら、原因は自分にある。の武藤潤くんもMARVELが好きみたいなので仲良くなりたいな、って思っています。

千田波空斗(以下、千田) 千田波空斗です。僕はずっと音楽を愛しています! 小さい頃から曲を聴くこと、歌う事が大好きで、今もどうやったら歌が上手くなるのかなとか、作曲したいな、と一日中考えているぐらいに愛してます。

八神遼介(以下、八神) 八神遼介です。僕はりっくんと同じで、犬ですね。実家でトイプードルのココアちゃんを飼っているんです。家にずっといると、あんまり懐いてくれないんですけど、たまに実家に帰ると、熱烈にお迎えしてくれるので、それぐらいの関係性が一番いいのかな、と思っています。

――ちょっと距離感がある方がいい?(笑)

八神 そのほうがいいみたいです(笑)。

中村旺太郎(以下、中村) メンバーカラーは黄色、20歳の中村旺太郎です。いま愛してるものはプロテインです。

――鍛えているんですか?

中村 そうですね。もともと家にプロテインの大袋があって、家族全員で飲んでいたんですけど、最近僕も飲み始めるようになりました。最近はマスカット味が好きです。

阿久根温世(以下、阿久根) 阿久根温世です。19歳です。メンバーカラーは赤です。僕の愛しているものはレバーです。

――レバー! 渋いですね。

阿久根 大好きなんですよ。最近食べるようになったんですけど、おいしさに気づいちゃって。どこに行ってもレバーがあるかを確かめていますし、レバーを食べに焼き鳥屋さんに行ったりします。焼き鳥が食べたいというわけではなく、レバーが食べたい!焼き鳥屋に行くぐらい好きなので、最近は本当に愛していますね。

竹野世梛(以下、竹野) メンバーカラー紫、年齢15歳、竹野世梛です。愛しているものは、前からなんですけど、K-POPにハマっていて。まだまだ知らないアーティストさんもいるんですけど、いろんなアーティストさんの音楽を集めてプレイリストにして暇があれば聴いています。

――いま一番ハマってるアーティストはいますか?

竹野 譲れないアーティストさんが2組いて、Stray Kidsとaespaです。2組とも魅力的なので譲りがたいですね。ツートップです。

ハッピーセットのようなファーストアルバム

――早速、アルバム『Retro Toy Pop』についてお聞きしていきたいのですが、アルバム全体としての推しポイントについて聞かせてください。

志賀 僕たちの1stシングルから3rdシングル、アルバムのリード曲である「Hollywood」と、代表作が全部詰まったアルバムです。あとはライブでしか披露したことがない楽曲も収録されていて、ハッピーセットみたいというか。

――いいですね、ハッピーセット!

志賀 このアルバムを聴けば、僕たちのICExのコンセプトでもあるレトロトイポップが伝わるんじゃないかな、と思います。メジャー1stアルバムは僕たちにとって憧れでもあったので、めちゃくちゃ嬉しいです。

――では、ユニット曲以外でそれぞれの推し曲を教えていただけますか?

志賀 「CANDY」ですね。ICExになって初めて渡された楽曲が「CANDY」だったので印象も強いし、やっぱりレトロトイポップ感がありますよね。かわいい効果音も散りばめられているのですごく好きです。

竹野 僕は「ダイ キ ライ」です。この曲は少しダサい男性をイメージさせるような曲で、歌詞を見てもらったら分かるんですけど、ものすごく言いたい放題言ってるんですよ。フラれてめちゃくちゃ言ってるんですけど、最後の方の歌詞を見てもらったら「ダイ キ ライ」の「ライ」が「lie」になっていたり。実は大好きなんだよ、という意味になっているんですよね。

千田 全曲、推しです! ICExの名刺代わりのようなアルバムになっているので、このアルバムを聞けばICExができてからどんな曲があるのか全部知ることができます。

志賀李玖

山本 僕は「CARNIVAL」ですね。この曲は2024年のtvk高校野球神奈川大会の中継応援ソングになっているんですけど、応援歌らしい太鼓の音やトランペット、笛の音が入っていて、ICExの楽曲の中でも一番盛り上がれる曲なんじゃないかな、と思っています。
タオルを一緒に振り回す振り付けなんですけど、ファンのみなさんと盛り上がれるし、歌詞が、いま何かに向かって頑張ってる人にすごく響くと思います。甲子園に向けてがんばっている人と僕たちが同年代なので、重なる部分もあって、思い入れのある楽曲になっています。

筒井 「Dash and Rush」が推し曲です。「CARNIVAL」が陽の雰囲気だとしたら、この曲は少し陰の感情を歌った曲ですね。劣等感や焦り、嫉妬とか、子どもから大人になるときに誰もが感じるような陰の感情を歌っています。こういう感情って、いまの僕たちと重なる部分があるというか……ほかの人のパフォーマンスと比べてもっとがんばらなきゃ、と思うこともあるんですけど、だからこそ、この歌詞に共感できたというか。等身大の自分たちを映し出したような歌詞なので、感情移入して歌わせていただきました。

あと、メロディーは洋楽っぽいんですけど、アメリカンの洋楽というよりかはどちらかというとイギリスとか、ヨーロッパの方の雰囲気があります。僕的に好きなのはサビの「アイ」の繰り返しの部分ですね。全ての「アイ」が違う意味で使われているんです。「私」という意味の「アイ」だったり、ラブの方の「アイ」だったり、いろんな「アイ」があって、特に「色」の表現だけでも3つ違う漢字が使われていたり。耳なじみもいいんですけど、音だけじゃなくて、この「アイ」は何を表現しているのか、ぜひ歌詞と一緒に楽しんで欲しいです。

中村旺太郎

八神 3rdシングルの表題曲の「ビリミ」ですね。初めて表題曲でかっこいい感じの曲だったんですけど、今までかわいい系の曲が多かったのですごく嬉しくて。意外とかっこいい曲調にみんなの声色が合っていていいな、と思いました。

リリースイベントでもそうですけど、僕たちのワンマンで披露するとやっぱり一瞬空気感が変わるんですよね。こういう曲ってライブ映えもするし、構成が変わるというか。本当に一度、そのパフォーマンスを見てもらいたい、という思いもあって「ビリミ」を選びました。

中村 僕は「Hollywood」ですね。リード曲なんですけど、この曲は全体的に曲調がちょっとゆったりとしていて、魅せる感じの振り付けなんですけど、間奏の部分だけはお客さんと一緒に盛り上がる部分ができてお客さんもコールできるので、一緒になって盛り上がれるのかな、って。リリースイベントで披露してるんですけど、最初から「Hey」の部分はみんなに言ってもらえるように促してますね。

阿久根 僕も「Hollywood」ですね。この曲を聴いたら本当にレトロトイポップというものがわかります。イントロからおもちゃのようなレトロ感が感じられる楽曲になっているので、聴いていて心地いいし、懐かしさを感じるし、でも今の子たちには新しくも感じるし、という本当にどの世代にも刺さるような楽曲ですね。とてもおしゃれな楽曲で好きです。

ユニット曲へのそれぞれのこだわり

――アルバムにはそれぞれユニット曲が収録されていますが、こだわりなど教えていただけますか?
まずは「listen to your heat」は八神さんと千田さんですね。

千田 この曲は歌詞が深い、柔らかなバラード曲となっています。
見どころは初めて挑戦したハモりもそうなのですが、最後の落ちサビでは転調して2人ともその時は向かい合って歌おうと決めているので、すごく気持ちがこもってると思います!

八神 2人で歌うということもあって、歌詞の解釈を2人で合わせたり、どうやって歌うか話し合って、2人でスタジオ借りて練習もした曲なんですけど、ライブで歌だけで見せるのは挑戦でもありました。ハモりもあって、練習にかなり時間をかけてやりました。

――「Butterfly Echo」は中村さん、筒井さん、山本さんですね。

筒井 「Butterfly Echo」という言葉を日本語にすると「バタフライ効果」となるんですけど、何か小さな出来事だったり、物事が巡り巡って最終的に大きな物事に繋がっていく、という意味です。
僕たち自身も、最初は誰も僕たちのことを知らない状態から、研究生を経て、こうやってICExとしてデビューして、いまではライブやいろんなイベントに出させていただいていて、その成長の過程を描いた楽曲になってます。

歌詞も繋がりを感じられるものになっているんですけど、メロディーも注目して聴いていただきたいです。最初は穏やかで柔らかい曲調から始まるんですけど、だんだんと音が重なっていって、最終的に壮大な曲調に変化していくんです。まさにこれがバタフライ効果だということを表してるので、歌詞と一緒に聴いていただけると、よりこの曲の良さが伝わるんじゃないかなと思います。

阿久根温世

――そのお話を聞いてからもう一度聴くと変わりそうですね。

筒井 そうですね。かっこいい曲ですし、ダンス曲なのでサビが音サビなんですよ。歌がない音だけのサビなので、ダンス映えする曲にはなるのかな、と思っています。みなさんの前で披露するのが楽しみな一曲ですね。

山本 今までのICExではないような、おしゃれでかっこいい曲ですね。最初、少し静かなイメージから始まるので、少し空気多めにして歌ったり、全体的にちょっとウィスパーで低めの声で歌いました。ほかの楽曲では明るい声色で歌っているので、声質の違いを他の楽曲と比べてほしいです。

中村 サビ前からサビに入っていく音が一番好きですね。サビに入る手前の、どんどん盛り上がっていく感じが「さあ、くるぞ」「踊るぞ」という雰囲気が出ていて、「ここでバチッと決めたい!」と自分たちに思わせてくれるような音なので。

山本龍人

――「恋ソーダ」は志賀さん、阿久根さん、竹野さんが。

志賀 僕たち3人で意識をそろえてかわいいに全振りした曲です。歌詞もそうなんですけど、ストーリー性を感じる曲になっていて、ただ青い空とかじゃなくて「ラムネ色」だったり、「喉がヒリヒリ」とか、歌詞でさらに「恋ソーダ」を表現していて、そういう細かいところも好きですね。ライブでも傘を持ったり、本当に白いベンチを用意したりとか、そうやって歌詞と演出をリンクさせることによって、見ているみなさんにより伝わりやすくなると思います。

竹野 振りの途中で少しアドリブを入れたりしているんですけど、そこにも注目してほしいですし、あとはサビで「シュワワ」だとか、炭酸を表した甘酸っぱい感じをキャッチーな一言で表しているのも中毒性を感じる、印象の強いフレーズだな、と思います。

阿久根 アルバムでこの曲を聞いたら、すごく可愛くていい曲だな、と思うんですけど、ライブでは毎公演、アドリブで変えている部分もあるので、毎回同じものは見られないんですけど、それがライブの良さでもあるのかな、って。そこでどうお客さんを楽しませるかをすごく考えながらやってるので、もっとたくさんの人にこの曲を知ってもらいたいな、見てもらいたいな、と思います。

デビューからここまで。それぞれの大きな成長

――Blu-rayに特典としてさまざまな映像がつきますが、その中のひとつが「History of ICEx」です。

阿久根 いやあ、ほんとかわいいな、って思いましたよ(笑)。

中村 自分の髪が長すぎるっていう。

竹野 ICExだけじゃなくてその前のチームSの話も入っていて、チームSを知らない人たちにもすごくわかりやすい内容になっていてすごくいいなと思いました。

――今だから言えることはありますか? 

阿久根 あります!
合宿のときのレッスン着、ダサくない?

一同 あー……。

阿久根 見たらやっぱり「あーっ」と思って(笑)。水色の体操服みたいな。

志賀 最初はめっちゃテンション上がってたんだけどな。

中村 ICExの練習着があります!って喜んでいざ着たらピッチピチの……(笑)。

阿久根 ダボダボのシャカシャカのウインドブレーカーのセットアップかな、と思ったんですけど、ピッチピッチ。
みんなどう着こなすか、ってインにしたりとか、とにかくアクセサリーつけたりとか。

竹野 どうがんばっても無理でしたね。

――志賀さんはテンションあがったんですか?

志賀 レッスン着を見る前はマジか!ってテンションが上がったんですけどね…。

――中村さんは髪が長かった、っておっしゃっていましたが。

中村 髪が長かったのはもちろん切ってなかったからだと思うんですけど(笑)もう一つの髪の毛の問題は、チームSがICExになる発表の日、ライブあったじゃないですか。あの日、めちゃくちゃ汗かいてて自分で見れないぐらいやばかったんですよ。しかも、衣装が他の人より数倍暑いやつで、かつ僕が人より汗を3倍ぐらいかく体質なんで、サウナ上がりぐらいの。

竹野 あんまり言い過ぎると逆にね。

八神 そこに注目して見ちゃう人がいるから。

中村 ……それはやめてください(笑)。Blu-rayで観る際はそこはスキップしていただいて。

千田波空斗
竹野世梛

――改めて、デビュー当時と比べてメンバーのここが変わったな、というところはありますか? 

中村 髪色ですね!(笑)

――確かに!(笑) すごく綺麗な金髪ですよね。

中村 起きるともうダメージがすごいです。頑張ってます(笑)。

――順にお伺いしていってもいいですか? 竹野さんはいかがですか?

竹野 変わったでしょ。見たでしょ、映像。

一同 うーん……。

竹野 ないの!?

阿久根 意見を言うようになったんじゃないですかね。ダンスが得意なので世梛自身もやっぱりどこかで引っ張っていきたいという気持ちもあるだろうし。そういうところで、1年前までは得意だけど言えない部分があったと思うんです。多分、一番年下ということもあって。でも、経験を重ねてきてだんだん言ってくれるようになったので、そこは変わったなとは思いました。

――続いて阿久根さんの変わったな、と思うところは?

志賀 チームSとか研究生のときはかっこいい系、クール系だと思ってたんですよ。でもICExで活動していくうちに、いい意味で本性が出てきたというか。実はわりとおしゃべりボーイみたいな。場が沈んでいたら、笑いをとったりしてくれるんです。最初はびっくりしましたけど、今ではもう当たり前になってますね。

八神 りっくんが言っているように実は僕とか世梛寄りのタイプで。結構子どもというか、僕たちが喋ってるところに入ってきて一緒に楽しんでくれるタイプの人なので、意外と精神年齢も同じぐらいなのかな、って(笑)。

阿久根 最初はやっぱり本当にビジネスでやってたんですよ。

一同 ビジネス!?

阿久根 (笑)。チームCのころとか最初はデビューも決まっていないし、みんなが違う夢を持っているからこそ、バチバチしても嫌じゃないですか。だから別に何も言わないし、仲良くします。でも、こうやってチームになってデビューするとなったときに、同じ目線でみんないるからこそ、言わないといけないことはちゃんと言います。プラス、自分が素でいられる場所はここなので。

――続いて、中村さん。

志賀 僕は同じ最年長ですし、一緒にまとめていこうと思っていました。昔から自分でできないことはおうちゃんに頼ろうかな、と思っているので、変わらず今も一緒に仲良くやってます。心配ごとがあったらおうちゃんにすぐに相談しますね。解決するかわかんないですけど。

中村 ちょっと待って!?(笑)

志賀 でも信頼はしています(笑)。

筒井 おうちゃんは、最近でもないですけど、いい意味でいろんな人の意見を聞くようになったな、って。最初の頃はわりと我が道を行く、みたいなタイプだったんです。それもいいんですよ、軸があって。でも最近は僕たちの意見を取り入れつつ、柔軟に考えを変えてくれるようになったのかな、というのは感じることが多いですね。より大人になったなって思います。

――八神さんはいかがですか?

竹野 同い年として言わせてもらうと、当時はちょっと尖ってる部分があったって言うか。
でも、今はそれを感じさせないぐらい大人になったな、って。同い年なのに、同い年だと感じさせてくれないぐらい。僕よりも大人なんです。真面目な回答もするし、言葉も綺麗で整っているし、同い年にしては……すごい方なんで(笑)。尊敬します。

山本 八神は、最初は静かないい子ちゃんなのかな、という印象でしたね。僕なんて僕なんて、ってネガティブな感じだったんですよ。
でも、一度、ダンスの先生が教えてくれてるのに……

八神 わあああやめろ、まじでー。あー!

山本 「ちょっとできないっす」みたいなときがあったんですよ。そのときに、今まで全然怒ったことがないりっくんが初めて強く怒ってくれたんですよ。その辺りから素直になったというか。もともと努力家だったんですけど、どんどんチャレンジするようになっていって。

しかも今では一番のムードメーカーなんです。ボケ倒しています。近い距離で話してくれるし、おもしろくて真面目で、考え方もどんどん大人になっていくし、インタビューで発する言葉も頭いいし、大人っぽいなって。人としても成長していて、15歳とは思えない大人っぽさを持っているな、と思います。
ダンスも見違えるほどできるようになったので、メンバーの中では一番目に見えて成長がわかるな、って思いましたね。

筒井俊旭
八神遼介

――千田さんはいかがでしょう?

志賀 昔から優しいんですけど、自分がICExに貢献できるものがあるかな、っていろいろ考えていて。ライブ前にヘアメイクをやってくれたり、あとは波空斗は本当に歌が好きなので、少しでも自分ができることを、って考えていますね。ライブでのパフォーマンスを見て、気がついたところを1人ずつに書いて、送ってくれたり。そういうふうに言われないとやっぱり分からないので、みんなすごくありがたいなと思ってます。

竹野 この方は本当に歌が上手くて、僕たちが歌で困っているときも率先して歌のアドバイスをいっぱいくれるような人です。ダンスも苦手って言ってるんですけど、上手になってきてるし、そういうところも本当にすごいな、と思います。
あとはすごく優しいです。イベントがあったら水を配ってくれたり、些細なことなんですけど根っから優しい人なので、頼りになる優しいお兄ちゃんですね。

――続いて筒井さんについて。

竹野 あんまり変わってないよね。

筒井 なんかそんな感じはしてたけど(笑)。

山本 でも、そんなに喋る感じじゃなかったよね、多分。

竹野 最初はすっごく落ち着いてて。

阿久根 確かに今はずっと喋ってる。どれだけ忙しくて、疲れてても変わらないです。

八神 追加メンバーとして一緒に入ってきたんですけど、そのオーディションの時からお世話になったというか、ICExに加入できるというお話をいただいたときも2人で食事に行ったりして。こんないい人と人生が送れて幸せだな、って。本当にいい人だったんですよ、そのときは。

筒井 そのときは!?

八神 僕のこともすごく気にかけてくれて。オーディションだったのでやっぱりライバルじゃないですか。でもダンスが分からなかったら教えてくれたり……本当に優しい天使みたいな人だと思ってたんですよ。

一同 天使!?

八神 お母さんにも「いい人と一緒にメンバーになれて、本当に嬉しい」って言ったんですけど、3ヶ月後ぐらいかな……

筒井 早い早い!早すぎる!(笑)

八神 なんか違うなと思ってきて。喋るのは全然いいんですけど、知的なキャラでも思っていたのとは違う知的キャラだったので。しかも結構、うんちくを言うタイプの。

一同 (笑)

八神 面倒くさいなと(笑)。考えてみたら、最初の方もちょっと面倒くさかったなってなりました。

筒井 今でも気にかけてますよ、ちゃんと!

中村 龍人は、ダンスに関して話すことがあるんです。この人はこうした方がもっとうまくなるんじゃないかとか、この人はもっと基礎をやるべきだとか、帰りの電車で話したり、龍人の家に行ったときも、一緒にダンスの練習をしたり。本当にダンスに対する意欲はメンバー随一です。相談にも乗ってくれるし、ダンスを一緒に考える身としては頼りになる存在ですね。

千田 山本はめっちゃ変わったと思います!
最初は殻に閉じこもっていて、あんまり素を見せてくれなかったり、甘えてくれなかったんですが、接していくにつれてそういうことが増えてきた気がしています。

――志賀さんについて。

千田 最年長と思えないくらい可愛いくて、いつも甘やかしちゃったりするんですけど、いざとなった時は本当に頼れる存在です。それにすごくフレンドリーでめっちゃくちゃ接しやすいですね。

阿久根 りっくんは最初に比べて、背中が大きくなりました。ICExとしてたくましくなったというか。最初はやっぱりりっくんも気を遣ってた部分もあったと思うんですよ。やっぱりなかなか言えないし、なんで俺が言わなきゃいけないんだ、みたいな。僕たちも頼っていた、っていうのもあったし、いろいろとりっくんも考えるところがあったと思うんですけど、いろいろな期間を経て話していくと、最年長らしく本当にたくましくなってきたな、っていうのは最近、すごく感じています。

本当に助けられているし、チームのことをちゃんと思ってやってくれているし、この今のりっくんならついていけるなっていうのは、最近になって改めて強く思い始めていますね。

――ありがとうございました!

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取材・文/ふくだりょうこ 撮影/友野雄

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