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乃木坂46 高山一実、2nd写真集『独白』フィンランドでの撮影振り返る「私の全てが詰まってます」

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リアルサウンド

 乃木坂46・高山一実が2月27日、『高山一実写真集 独白』発売記念イベントを開催した。

 高山は2011年、乃木坂46に1期生として加入。昨年11月には、グループ初の小説家として長編小説『トラペジウム』(KADOKAWA)を刊行。同作が20万部を突破するベストセラーとなるなど、幅広い分野で活躍を見せている。『高山一実写真集 独白』(徳間書店)は、彼女にとって約2年5カ月ぶり2作目の写真集。同作は“愛しさ”をテーマに、グループ加入直後より来訪を望んでいたフィンランド・ヘルシンキを主な舞台として、彼女が図書館を探索、大聖堂に佇む様子などが収録されている。

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 高山は、この日の囲み取材で、6日間にわたる撮影期間中は毎食のようにサーモンを食べていたというエピソードや、フィンランドがサウナの本場であることに関連して、「何もない空間だからこそ、自然と口を開いてしまう」という自身の“サウナ観”を語っていた。そのなかで今作を振り返った際には、「今回は私の全てが詰まってます。ずっとフィンランドに憧れていたんですけど、仕事で行けたら嬉しいなという思いもありつつ……」と、今回の写真集で念願の夢が叶った心情を明かした。また、「楽しい思い出としても宝物ですし、紙質や特典だったり、こうして一冊でたくさんこだわらせていただいて。自分のなかで本当にただただ幸せという気持ちです」と、制作スタッフや愛するフィンランドへの感謝を述べた。

 また、モノローグや独り言を意味する、タイトル『独白』の由来については、「私の写真集はただただ風景を見て、物思いに耽ったり、フィンランドの街を楽しむ瞬間を撮っていただいたので。そういう意味では、“独り言”という言葉の“独白”がすごいしっくりくる」と、しみじみと語った。

 そんな高山自身が忘れられない景色は、写真集特典として付属するオリジナルポラロイドZINEの表紙カットに採用されているとのこと。彼女はここで、観光名所・ポルヴォーの街並みを背にした原風景を撮影したという。その理由について、高山は「(観光名所の)反対側ってなかなか調べても出てこなくて。行ってみたら驚きましたね。こんなに日本から離れているはずなのに、少しだけ千葉を思い出しまして。なので、(フィンランドは)本当に第二の故郷だなと勝手に思ってしまって」と、自身の故郷に触れつつ笑いを誘った。

 最後には、乃木坂46での活動を語る場面も。乃木坂46は、2月21日から24日までの4日間にわたり、大阪・京セラドームにて『乃木坂46 7th YEAR BIRTHDAY LIVE』を開催。同公演の最終日は、昨年12月にグループを卒業した西野七瀬の卒業コンサートとされていた。そんな西野は、初日公演にもサプライズ出演。高山とともに、西野のソロ楽曲「光合成希望」を歌唱した。

 公演当日を振り返り、高山は「『最後に(西野とパフォーマンス)できてよかったな』と、日が経って改めて思います。最終日は、本当に顔がボロボロになるくらい泣いてしまって、実は次の日も涙が止まらなくて」とコメント。その後には「もう2日経って、今日は元気になっています。というのも、こういう(写真集発売のような)嬉しい、ありがたいニュースがたくさんあるので。そのおかげで元気になっていますし、人はこうして強くなっていくのかなと思っています」と、少しずつ言葉を紡ぐ姿が印象的だった。(青木皓太)