Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > AK-69、己と闘うすべての人に向けた“アンセム”に込めたメッセージ「自分に負けていたら歌えない」

AK-69、己と闘うすべての人に向けた“アンセム”に込めたメッセージ「自分に負けていたら歌えない」

音楽

ニュース

リアルサウンド

 昨年6月にコラボベストアルバム『無双Collaborations -The undefeated-』をリリースし、9月から今年1月にかけては約3年半ぶりとなるライブハウスツアーで全国を駆け巡っていたAK-69からニューアルバム『THE ANTHEM』が届けられた。オリジナルアルバムとしては前作『DAWN』から2年半ぶりのリリース。その間、彼はどんなことを考え、本作に辿り着いたのか。アルバム制作中に気付いたこと、清水翔太やt-Aceといったユニークなゲストの顔ぶれ、3月に控えた自身初の日本武道館2Days、さらには広がりを増す最近のコラボ楽曲に対する意識まで、幅広くたっぷりと語ってもらった。(猪又孝)

(関連:「日本の常識ではないやり方を追求した」 AK-69が語る『DAWN in BUDOKAN』でのこだわり

■俺のアンセムを必要としてるのは葛藤を抱えてる人

ーー2年半ぶりとなるニューアルバムは、『THE ANTHEM』というタイトルからして力強いですね。漲る自信が感じられました。

AK-69:ありがとうございます。最初は、『無双Collaborations -The undefeated-』を準備している間にタイアップ曲が溜まっていったから、次のアルバムはそれをまとめる感じというか、今ある曲に新曲を足してアルバムにしたらいいじゃん、みたいな軽いノリで作り始めたんです。でも、いろんな偶然が重なって、すごくコンセプチュアルなアルバムに仕上がったなと思ってます。

ーーそのコンセプトというのは?

AK-69:既存の曲を並べたときに、改めて自分の曲はアンセムだなって思ったんです。ただの軽い感じの応援歌じゃなくて、自分自身が闘っているからこそ生まれるメッセージが、今闘っている人たちを鼓舞しているんだろうと。これが俺の音楽の神髄だと思ったし、だったら、アルバムに「THE ANTHEM」とつけて、他もそれに値する新曲たちで固めようと考えたんです。

ーータイトル曲は、その流れで生まれたんですか?

AK-69:いつもアルバム制作の最後に1曲目を録るんです。これ以上締切を延ばせないし、ツアーもやってて、寝不足で、体調も芳しくないみたいな。極限というか、ちょっとトランス状態みたいな中で素直な言葉とメロディを綴れて、「スゲエのができた!」って思えたときに、そのアルバムが傑作になるというセオリーがあるんです。今回それを感じましたね。

ーー本作はRIMAZIとRYUJAの2人が大半の曲を手がけています。サウンドやトラックはどのような方向性を考えていたんですか?

AK-69:少数精鋭にすることでアルバム全体のカラーを統一したかったこともあるし、RIMAZIが帰ってきた感を出したかったんです。RIMAZIが2018年の5月にFlying B Entertainment(AK-69が代表を務める事務所)に加わったんですよ。今回、いい意味で往年の俺みたいな感じが出ているのは、RIMAZIが帰ってきたことが大きいですね。

ーーRIMAZIは「And I Love You So」や「THE RED MAGIC」「START IT AGAIN」など、初期の代表曲を多く手がけていました。

AK-69:彼は一時期、音楽から遠ざかっていたんだけど、才能をこのまま殺すのはもったいないなと思って。俺もFlying Bを立ち上げて環境が整ったし、本格復帰を考えてみてって話したんです。そしたら、「俺も最後の挑戦だと思って東京行きます」って言ってくれて。

ーー1曲目の「THE ANTHEM」はRIMAZIの手によるものですが、まさにAK節という曲です。

AK-69:そうですね。映画のように始まって、ビートは重くて力強くてっていう。アイツもアイツで、今回参加してくれてるRyosuke “Dr.R” Sakaiに指南を受けて音の作り方をアップデートして。Dr.Rは海外でも闘ってるプロデューサーですからね。加えて、俺もアップデートした状態にいる。そんな二人がまた帰ってきた感じが各曲に出てると思います。

ーーあと、全体的に歌詞は、いつにも増して熱く、攻撃的な印象を受けました。

AK-69:『DAWN』のときの方がもうちょっと大人な感じだったかもしれないですね。昔の「IRON HORSE -No Mark-」とか、そういう時代に書いてたアンセムって、何も持たざる者が全国区に躍り出て「名古屋で逆境から上がってきた俺だ!」みたいな勢いだけだったと思うんです。その後、勢いだけじゃ進まない時期とか、Flying Bを立ち上げる前の「もしかしたら人気が陰ってきたんじゃないか」と思っていた時期を経て、『DAWN』を作って、日本武道館ライブを成功させて自信を取り戻し今に至ってる。だから、いろんなことが一周した感覚があって。

ーー攻撃の矛先を自分に向けてる曲も多いと思ったんですよね。

AK-69:タイトル曲を最後に作ったときに思ったんですけど、俺のアンセムを必要としてる人って、葛藤を抱えてる人だと思うんです。自分に負けそうになってる人とか、目標があるからこそ苦しんだり、悩んだり、不安に苛まれている人。

ーー今、歯を食いしばってる人とか。

AK-69:そう。そういう人に伝えたいアンセムにしたかったんですよね。あと、去年、長渕剛さんのライブを初めて観に行かせてもらったときに「お前は今の日本の芸能界の仕組みとは違うところで闘ってる選ばれた人間なんだから、まだまだここからだからな」って言ってくださったんです。「今から闘う時期だからな」「自分の使命をちゃんと腹に据えておけよ」って。そこで「俺はまだまだやることがいっぱいあるんだ。これをもっと伝えていかなきゃいけねえんだ」って。そういう戦闘モードに再び入れたことも、今回の制作では大きかったと思います。

■清水翔太、t-Ace……ゲスト陣との楽曲に込めた思い

ーー本作には多様なタイプのゲストが参加しています。「Lonely Lion」に迎えた清水翔太はどのような経緯から一緒に曲を作ることになったんですか?

AK-69:UVERworldのTAKUYA∞が翔太と仲良くなって、プライベートで一緒に飲む機会がちょいちょい出てきて。で、『DAWN』のときの日本武道館にも翔太は来てくれたんです。そんなこんなで飲んでるときに「一緒に曲がやれたらいいね」っていう話になって。

ーー作るにあたって、どういう方向性を考えたんですか?

AK-69:翔太がやりたい今っぽい方向じゃなくて、90sのいなたいビートで、でも王道な感じのヤツがやりたいと。しかも、アタマにブルーススケールのアカペラがあってからビートが鳴り出す、みたいな。「たとえばこういう感じ」って、新譜なんだけど、90年代テイストが新しく聞こえる曲を聞かせたら「わかるっす。ヤバイのできそうですね」みたいな話をしてくれて。翔太も乗ってきて「ビートは俺にやらせてください」って作ってきてくれて、見事に俺の頭の中で鳴ってたものを再現してくれたんです。

ーー制作中はどんなやりとりをしましたか?

AK-69:翔太はメールが簡素なんですよ。「わかりました。了解です」とか「オッケーです」だけなんで、リリックを書いて送ったときも「大したことねえなって思われるのかな」とか、いろいろ不安になったっすね(笑)。

ーー「これ、伝わってるのか?」みたいな(笑)。

AK-69:そう。でも、最後のミックスが届いたときに翔太から「っていうか、ヤバないですか」みたいな返事が返ってきて「手応えあったのか! 早く言ってくれよ!」と思って(笑)。まあ、翔太も完成してみないとわからなかったのかもしれないですけど。

ーー「Lonely Lion」は、ソウルシンガー・清水翔太のカラーが存分に発揮された曲になりましたね。

AK-69:そうですね。改めてすげえシンガーだなって思いました。シブいのにキャッチーだし、歌い出しのところはテクニックをみせてくるし。

ーーこの曲の歌詞のテーマは?

AK-69:「Lonely Lion」というワードは翔太が出したんです。人生いろんなことが起こるけど、すべては自分が志した道の中で起こってることだし、後悔の念すらも全部必要なことだったんじゃないか、みたいなことを俺がリリックに書いて送ったら、翔太が返してくれたサビのリリックに〈Lonely Lion〉というワードが入っていて、まさにそれだなって。翔太からそのワードをもらった時に、この曲のピントがグッと合った手応えがありました。

ーー孤独を抱えながらもプライドを持って闘っていく歌ですね。

AK-69:ライオンの群れのことをプライドと呼ぶそうなんです。縄張り争いというプライドのぶつかり合いのとき、雄ライオンは負けたら死ぬか、群れから離れてひとり旅に出るしかない。それってすごい覚悟がいることだし、やるときはやらないといけない。それって俺たちアーティストに限らず、ひとつの職に全てを掛けてる人に通じることなんじゃないかって思うんです。

ーー「You Mine」でコラボしたt-Aceは、意外と言えば意外な顔合わせでした。

AK-69:今ヒップホップ界で、今までになかったバズを起こせてるのって、BAD HOPとt-Aceくらいだと思うんです。t-Aceは今、チャラいキャラで話題になってますけど、確かに昔からクズなんですよ(笑)。

ーーエロ神ですし(笑)。

AK-69:でも、クズはクズでも、種類的には般若の弟分みたいな感じで俺はずっと捉えてたんで。地方から出てきた苦労人だっていうことも知ってますし、どういう形であれ、ヒップホップから出た人間がこれだけの話題を作れてるっていうのはすごくいいことだと思うんです。そういう力強い話題を振りまけているヤツと一緒にやることで波紋を広げたいなと。俺が今まで見てきたヒップホップシーンって波紋が起きても、他の波紋を巻き込まないからすぐに収束していって、また違うところで波紋が起きて、みたいな繰り返しだったと思うんです。誰かを巻き込まずに収束していくのか、他で起きた波紋を巻き込んでさらにデカい波紋にするのか。それって結構大きいことだと思うんです。単純にアイツは人間として面白いヤツだから曲を一緒にやってみたいっていうところが大きいんですけど、一方でそういうふうにシーンのことも考えてっていうところもありますね。

ーーt-Aceが最近の作風でみせるキャッチーな曲調で、歌詞は端的に言えば、女性に向けたアピールソングですね。

AK-69:t-Ace とやるからキャッチーな曲にしたいっていうのは意識しました。最初、t-Aceは普段ああいうキャラだけど、実は裏でマジメにやってる感じ、俺はストイックにやってるイメージがあるけど、実は裏で遊んでますっていう歌をやろうと考えたんですけど、「それ、俺、損してるじゃねえかよ!」と思って(笑)。

ーー向こうは好感度アップだけど、自分は好感度ダウン(笑)。

AK-69:そう。自分から言い出したものの「それ、いかん、いかん」って(笑)。結局は、俺の過去の歌で言うと「BECAUSE YOU’RE MY SHAWTY」みたいな。お前のためなら何でもしてやるぜっていうことを歌おうと。t-Aceは、ひとりの女性に向かって「お前のためなら」っていうことを言ってる歌はあまりないと思うんです。だから、t-Aceファンもキュンキュンするんじゃないかなって。

ーーそれにしても、この歌の羽振りの良さはハンパないです。t-Aceは最近ベントレーを買ったようですが、ここではポルシェと歌ってますね。

AK-69:ポルシェも買ってベントレーも買うって大したものだと思います。エロ神マネーで(笑)。

ーーAKさんのセンチュリオン(発行最難関と言われるクレジットカード)もスゴイですよ。

AK-69:たぶんラッパーで俺だけじゃないかと思うけど……(と言いながら、財布から取りだして)ほら、チタンカードも持ってますから。

ーーおぉー。実物を初めて見ました。

AK-69:入会の案内が来た時、めちゃくちゃ嬉しかったですもん。これはBボーイの夢の一つだから。いい車に乗る、いい家に住む、アメックスのブラックカードを持つっていう。最後がなかなか叶わないなと思ってたら突然電話かかってきて、足バタバタしましたから(笑)。

ーー「MINAHADAKA」は、今のトラップ系のフロウで聞かせる曲ですね。

AK-69:俺の得意とするのはBPM90から100くらいのテンポだけど、こういうトラップは書いてて楽しいですね。新しいことをやれてる感じがして。

ーーこの曲に参加しているLui Hua、 OZworld、Hideyoshiとはどのように繋がったんですか?

AK-69:OZworldは『SMASH HIT』(AbemaTV)の流れで知ったんですけど、そこから俺がプロデュースするアパレルの「BAGARCH」のモデルになってもらおうと思って。他に誰がいるだろう? ってスタイリストに相談したら、HideyoshiとLui Huaの名前が挙がったんです。そこから2人をチェックして、まずは3人で先シーズンのモデルをやってもらって。でも、せっかく繋がったわけだし、音楽でも繋がらないともったいないと思って作りました。

ーー3人とは年が一回り以上離れていますが、今の若手のホープですよね。

AK-69:俺が彼らくらいの年齢でちょっと頭角を現し始めたとき、地方というのもあると思いますけど、シーンの最前線を走っている人が声を掛けてくれることなんてなかったんで。だから俺は自分がデカくなったときには頭角を現してきた若い子をフックアップしたいなと思ってて、今がそういうときだなと。今回のアルバムに参加するということは、自ずと武道館のステージを踏むということになる。人のステージとはいえ、自分たちが作った曲でその舞台を踏むというのはすごく大事な経験になると思うんです。

ーーこの曲を通じてどのようなことを伝えたかったんですか?

AK-69:口で取り繕うのはしょぼいヤツがやりがちということですね。たとえば初めて会った人に「俺はこういうことをやってて、これもやってて」って大きく言っても大抵の人は信じますよね。「そうなんですか、すごいですね」って。でも、それって嘘なんで。まやかしをまとって一時はいい気分を味わっていても、結局は崩れる。リリックでも言ってるけど、砂上の楼閣はすぐ潰れるんですよ。俺は結果重視。真実がすべて。たとえば、俺が洋服を買いに行ったときにカードを切れば「うわ、ブラックカードだ」ってなる。それは真実じゃないですか。でも若いラッパーの中には「俺、アメックスの案内来たんですよ」ってうそぶくヤツもいる。「お前、それビジネスカードだし。そもそもビジネスカードはセンチュリオンないし」みたいな。本当にそれを起こしているのか、これから起こりそうなことをうそぶいているのか。それって全然違うんです。

ーー本当の自分でいたいと思っていても、ついつい虚勢を張ったり、見栄を張ったりしてしまうところはあります。

AK-69:だけど、やっぱり若い子だからこそ、裸で、等身大で突き進んで欲しいなって思うんです。それで悔しいんだったら真実を身につけていくしかないんだっていう。そのことをメッセージしたかったところもありました。

■ヒップホップを日本でもっとポピュラーにするために

ーーいよいよ3月の日本武道館2Days公演が近づいてきました。今回は2日間で違うメニューを行うそうですが、2つの公演名が2011年で区切られているのはどんな理由からなんですか?

AK-69:ソロデビューしてからニューヨークに行くまでと、ニューヨークから帰ってきてから現在まで、という区切りなんです。

ーーニューヨークには2012年6月から約1年半滞在していました。その武者修行がキャリアの節目として大きいということですか?

AK-69:というか、ニューヨークで区切ると、前半にも今でもやるヒット曲がいっぱいあって。両日ともゴールデンセットリストがつくれる、ちょうどいい区切りなんです。それに、渡米前の自分と渡米後の自分は明らかに違うところがあるんで、そういう部分も見せられるなと。

ーー今年ソロデビュー15周年ですが、どんなアニバーサリーイヤーにしていきたいと考えていますか?

AK-69:とりあえず武道館が終わったら休みたいです(笑)。

ーー周年イヤーだっていうのに(笑)。

AK-69:休みたい、マジで(笑)。けど、リアルに少し休暇を取って自分に何かをインプットしたいと思ってます。下半期のことはもう考え始めてますけど、作りたいアルバムの構想もすでにありますし。Kalassy Nikoffでも新曲を作り始めてるし、Flying Bのアーティストのサポートもやっていきたいと思ってます。

ーーFlying Bの立ち上げから3年が経ちますが、UVERworldやToshlとのコラボ、外仕事ではMIYAVIの最新アルバム『SAMURAI SESSIONS vol.3』に参加するなど、以前よりシーン外のつながりや広がりを重要視されているように感じます。意識的に行われているのであれば、その理由を教えてください。

AK-69:日本のヒップホップは現状、USと比べて全然ポピュラーじゃないわけですよ。そのマイノリティーなシーンの中でかっこいいと思われることだけにこだわってやるのか、ヒップホップというものをもっとポピュラーにするためにアピールするのかっていうことを考えたときに、ヒップホップの中でお洒落だといわれるメンツとずっとやっていても何にも広がらないと思うんですよね。海外ではヒップホップのイケてるラッパーがロックやポップスのアーティストとコラボするのは往々にしてあることで、なんで日本でそれをやらねえんだろ? っていう。

 ヒップホップやクラブミュージックが好きな奴らの中で、俺のことを好きか嫌いかは置いといて、全員、俺の名前と顔は知ってると思うし、そういう意味で俺にしかできないことをやっていこうという意識は強くありますね。それで何と言われようが、俺がかっこいいと思っていたらそれでいい。結果それでヒップホップのシーンが広がるんだったらどうこう言われても関係ない。それをどうこう言ってるヤツはヒップホップ村でずっとやってろ、って思います。

ーーアンチの中には、そんなAKさんをセルアウトと言う人間もいます。

AK-69:いるでしょうね。でも、セルアウトって、言葉の使い方を間違えてると思うんです。無名のヤツが事務所とかの力ですごいメンツと抱き合わせでやること。そいつの意思ではなく、周りの声に促されて、結果だけを求めて、普段やらないことをやっていくことがセルアウトであって。俺はAK-69というれっきとしたブランドを作りあげているし、そのブランドに対して共鳴したビッグネームが「一緒にやろう」と言ってやってることなんで。

ーーましてや、人のふんどしで相撲を取っているわけでもない。

AK-69:そう。Toshlさんに「こういう言葉は一切入れるな」とか、UVERworldに「ロックのビートじゃないとやれないですね」とか言われて、俺が「わかった」ってやってるんじゃない。全員、俺がつくったフックやヴァースに乗ってきてくれてますから。ガチのコラボレーションをやってる。それをセルアウトと言うんだったら、そんなお前らの席はどうでもいいと思う。

ーー勝ちは勝ちでも、こだわる勝ち方。俺は俺のやり方でやると。

AK-69:そもそも俺はすぐ表に出るタイプだから、何かやましいことをやってたら全部曲に出ちゃうんです。自分に負けていたら今回のようなアンセムは歌えないし、アーティストって感受性が豊かだから些細なことも気にしてしまう。俺がセルアウトしてたら、こんな自信を持って堂々としていられないですからね。なにせ裸で勝負してる男ですから。