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朝ドラ「なつぞら」に井浦新、貫地谷しほり、中川大志、染谷将太、渡辺麻友ら10名

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井浦新

広瀬すずが主演を務めるNHK連続テレビ小説「なつぞら」の新たなキャストが発表された。

連続テレビ小説の100作目となる本作は、両親を戦争で失い北海道で育った奥原なつが草創期のアニメ業界で働く姿を描く作品。広瀬がなつを演じ、岡田将生、草刈正雄、松嶋菜々子、藤木直人、清原翔、安田顕、山田裕貴、吉沢亮らがキャストに名を連ねた。「悼む人」「風が強く吹いている」の大森寿美男が脚本を手がける。

今回発表されたのは、上京したなつがアニメスタジオ・東洋動画の仲間たちと日本初の長編アニメーション制作に挑む「アニメーション編」のキャスト10人。東洋動画アニメーターのリーダー・仲努を井浦新、スゴ腕のアニメーターで“マコ”と呼ばれる大沢麻子を貫地谷しほり、東洋動画所属の監督見習い・坂場一久を中川大志、なつの後輩アニメーター・神地航也を染谷将太、東洋動画に見習いとして就職する三村茜を渡辺麻友が演じる。

また、東洋動画でセル画の彩色を担当する森田桃代役で伊原六花、元警察官という異色の経歴を持つアニメーター・下山克己役で川島明(麒麟)、作画監督の井戸原昇役で小手伸也、東洋動画の親会社である東洋映画のベテラン監督・露木重彦役で木下ほうか、東洋映画社長の大杉満役で角野卓造が出演。なお、井浦、染谷、伊原、小手は連続テレビ小説初出演となる。キャストのコメントは下記に掲載した。

「なつぞら」は4月1日より放送。仙道敦子、平尾菜々花、富田望生、犬飼貴丈、柄本佑、中原丈雄、北乃きいも出演する。

NHK連続テレビ小説「なつぞら」

2019年4月1日(月)放送スタート 毎週月曜~土曜
NHK総合 8:00~8:15ほか
NHK BSプレミアム 7:30~7:45ほか

井浦新 コメント

物心ついた時から見ている連続テレビ小説に、100作目という節目で初めて参加することができ、うれしいと同時に背筋が伸びる思いです。仲は、なつの才能を見いだし、東京へ導く存在でもあるので、北海道から東京への物語の橋渡し役でもあると思います。なつのアニメーターとしての成長を、いつも温かく見守っているように演じていきたいです。なっちゃんが持ち前の開拓魂で、アニメーターの道のりに粘り強く挑戦していく姿と、それを見守る東洋動画の面々との関係性を楽しんでいただければうれしいです。

貫地谷しほり コメント

いつかヒロインのお母さん役をやってみたいと思っていたのですが、そうなるともっともっと先の話。100作という節目の作品に呼ばれた事はとてもうれしかったです。私にとって朝ドラヒロインになる直前にとても素敵な人物を書いてくださった大森寿美男さんの脚本の中にまた飛び込むことができて幸せです。最初はヒロインのなつにきつく接する場面もありますが、だんだんと関係を築いていく流れを楽しみながら演じています。自分の人生を一生懸命生きている登場人物たちを是非応援してください。

中川大志 コメント

朝ドラは「おひさま」以来、いつかまた立ちたいとずっと思っていた場所でした。その記念すべき100作目に出演が決まった時は本当にうれしく、身が引き締まる想いでした。僕が演じる坂場一久は、一見とっつきにくい変わり者に見えますが、まだ始まったばかりの日本の漫画映画の世界で新しいことにどんどん挑戦したいという野心にあふれた人物です。なつや坂場たち若いアニメーターが、衝突しながらもお互いの想いを理解し合って一つのチームになっていく様子は、演じていても面白いですし、青春だな!と感じます。日本のアニメーションの歴史も感じてもらえると思います。あこがれの世界に飛び込んだなつが、その中で何を感じ、どこへ向かっていくのか、楽しみにしていてください。

染谷将太 コメント

初めての朝ドラ出演が100作という節目の「なつぞら」。このうれしさをかみしめております。そしてこの作品の中で神地航也という素敵なキャラクターで生きられることに興奮しながら、日々撮影に挑んでおります。主人公なつの成長、日本が誇るアニメーション映画を確立させた人々の奮闘、あの時代にしかないきらびやかなエネルギーと活力。自分もオンエアを見るのが今から楽しみでしかたありません。

渡辺麻友 コメント

いつか「朝ドラ」に出演することを目標としていたので、お話しをいただいた時はとてもうれしかったです。自分なりに演じられるよう精一杯努めて参りたいと思います。主演の広瀬さん演じるなつと年の近い同僚という事で、なつに寄り添いながらも日本アニメーション草創期の中で活動した1人の女性として作品を盛り上げていきたいです。

伊原六花 コメント

この度、連続テレビ小説の第100作目「なつぞら」に参加させていただけること、本当に幸せです。ぜいたくですてきな環境の中で沢山勉強して、精一杯頑張ります! 私が演じる森田桃代ちゃんは、おしゃべり、うわさ話が大好きな女の子です。なっちゃんと出会って心動かされ、共に成長していきます。会えたらホッとして、心が軽くなるような親友、相談相手としても寄り添えたらなと思っています。視聴者の皆さんにも「モモッチ」と呼んでもらえるような、親しみあるモモッチを演じたいです。ぜひ楽しみにしていて下さい!

川島明 コメント

朝ドラのほうに一足早く「麒麟」がきてしまいました。演じさせていただく「下山さん」という方はいつも温厚で、何かトラブルがあってもあたたかく包み込もうとするお鍋でいうところの「おだし」のような存在です。自分自身もコンビ名のごとく草食系の人間であり、口げんかすらできず迷った時は「おもしろい」という方を選んできたので、等身大で演じさせていただいております。不安もあったのですが、すごい共演者の方に囲まれ、最高のスタッフさんに支えていただき、今では撮影が楽しみで仕方ありません。「なつぞら」の放送を首を長くして待っててください。

小手伸也 コメント

去年からさまざまな媒体で「今後の夢は?」という質問に対し、『ズバリ「朝ドラ」です!』と答えてはいたのですが、まさかこれほど早く実現するとは光栄の至りです! 現場では「真田丸」でお世話になったスタッフさんも多く、初めての朝ドラの割にはずうずうしくも久々に訪れた親戚の家のようにリラックスさせて頂いてます(笑)。見た目も含めかなりインパクトのある役としてやらせて頂いています! どうぞお楽しみに!

木下ほうか コメント

これまで連続テレビ小説には、数回ゲストとして出演させて頂いたことはありましたが、今回のように準レギュラーとしての出演はとても光栄なことです。また、広瀬すずさんは好きな女優さんでしたから、共演できると知りうれしく思いました。ご期待ください!

角野卓造 コメント

初めて“朝ドラ”に出演したのは1984年。「心はいつもラムネ色」でエンタツ・アチャコのアチャコを演じ、その後の「はね駒」以来久しぶりのご縁が朝ドラ100作目。このすばらしい節目の作品に参加できることを大変うれしく光栄に思っております。今回の役どころは、現代日本が世界に誇れるカルチャー、日本アニメの仕掛人。主人公なつの人生にも大きく影響を与えます。どのような化学反応が起こるのか、今から楽しみでなりません。

磯智明(制作統括)コメント

今や世界に誇る日本アニメーション、その立ち上げ期には、若者たちの大いなる熱気がありました。海外のとは違う、日本独自のアニメーションを作ろうと意欲と才気にあふれた若きアニメーターたちが、動画用紙に向かっていました。その中に、ヒロイン・なつも身を投じていきます。この時代のアニメーションは、現在のデジタルとは違い、作画も彩色も全て手作業で、膨大な動画枚数が費やされています。制作風景を再現するのはとてもハードルが高く、作画机や用紙やセル、塗料など専門的な道具も必要でした。幸い当時を知る方々の多大なる御協力のおかげで、制作にこぎつけることができました。
魅力的な俳優の方々にもお集まりいただきました。出演者、スタッフのほぼ全員が日本アニメの恩恵を受けて育った世代ですが、当時の熱気の一端でもお伝えできればと思い、頑張って参ります。まだ放送は先ですが、アニメーション編をぜひ、楽しみにお待ち下さい。

(c)NHK