こんなシェイクスピア、あり?市民と創造する演劇「リア王」
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市民と創造する演劇「リア王-どん底から笑ってリターン!-」より。(撮影:伊藤華織)
「リア王-どん底から笑ってリターン!-」が、明日3月2日に愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホールで開幕する。
本作は、オーディションで選ばれた一般市民と同劇場が共に作品を立ち上げる、“市民と創造する演劇”シリーズの最新作。ウィリアム・シェイクスピアの「リア王」を原作に、プロデュースユニット・Moratorium Pants(モラトリアムパンツ)の橋本昭博が演出を手がける。
老王リアは3人の愛娘たちに「自分を一番愛しているのは誰か?」と問いかけた。長女と次女は飾り立てた言葉で愛を伝えるが、末娘のコーディリアの答えはリアを激怒させる言葉で……。
開幕に際し橋本は、「シェイクスピア作品の中で最も壮大で一番の悲劇『リア王』に挑みます! 底抜けの明るさと個性を持つ豊橋のみんなと創ればそれは悲劇か? まさかの喜劇か?」と本作を紹介し、「毎日を必死に生きるすべての人たちに贈る悲喜劇エンターテイメント! こんなシェイクスピア、あり? ありかどうかは是非、劇場で! 一緒に、人生を笑いましょう」と観客に呼びかけた。公演は3月3日まで。
橋本昭博コメント
いい時もあれば、すべてがうまくいかない時も。理不尽な事でいきなりどん底に落ちてしまうことだって。でも、それでも今日も、いろいろありながらもどうにか必死にこの世界を生きている。ちっぽけでも、ありのままに。生きている。シェイクスピア作品の中で最も壮大で一番の悲劇「リア王」に挑みます! 底抜けの明るさと個性を持つ豊橋のみんなと創ればそれは悲劇か? まさかの喜劇か? 人生、山あり谷あり、リアはアリ!? どん底まで落ちたら、蟻の声を聴け! そして笑って戻ってこよう。毎日を必死に生きるすべての人たちに贈る悲喜劇エンターテイメント! こんなシェイクスピア、あり? ありかどうかは是非、劇場で! 一緒に、人生を笑いましょう。
市民と創造する演劇「リア王-どん底から笑ってリターン!-」
2019年3月2日(土)・3日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
原作:ウィリアム・シェイクスピア(松岡和子訳「リア王」より)
脚本:樋口ミユ
上演台本・演出:橋本昭博
ドラマトゥルク:長島確
振付:白神ももこ
出演・演出補:大浦千佳、洪雄大
出演:オーディションで選ばれた一般市民