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「野球」に安西慎太郎が全力プレー誓う、「すげえ作品を作っています」

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「舞台『野球』飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail」記者会見より、左から内藤大希、安西慎太郎、松田凌。

7月から8月にかけて、東京と大阪で上演される「舞台『野球』飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail」。公演に先駆け、本日7月17日に東京都内で記者会見が行われた。

作・演出を西田大輔、野球監修を桑田真澄、音楽を笹川美和が担当する本作。甲子園のグラウンドに立つ夢がついえた少年たちが予科練に入隊し、ぶつかり合いながら1つのチームになっていくさまが描かれる。主演を安西慎太郎が務め、共演には多和田秀弥、永瀬匡、小野塚勇人、松本岳、白又敦、小西成弥、伊崎龍次郎、松井勇歩、永田聖一朗、林田航平、村田洋二郎、田中良子が名を連ねるほか、内藤大希と松田凌がWキャストで登場。さらに藤木孝が出演する。

司会を村田が担当した本日の記者会見には、安西、多和田、永瀬、小野塚、松本、白又、小西、伊崎、松井、永田、内藤、松田、そして西田と桑田が参加した。安西は「顔合わせのとき、西田さんが『すげえ作品を作ろう』と言ってくださり、カンパニー一丸となって“すげえ作品”を作っています。お客様が一生忘れない、心に残る作品にできたら」と言葉に力を込める。見どころについては「とにかく本気で汗をかいて、本気で疲れて、本気で声を出しています。僕たちの全力プレーを見ていただきたい」とアピールした。

続く多和田は、「好きなことができて、大切な人がそばにいるということの幸せを、作品を通してメンバーと一緒に再確認できる夏にできたら」と抱負を述べた。永瀬は「お客様は野球観戦に来た気持ちになれると思う」と期待を煽り、続けて「僕らが汗をかいて笑って泣いて、全力で生きている姿を目に焼き付けて」と呼びかける。また野球をやるのは初めてだと言う小野塚は、「みんな稽古から魂のこもった熱い演技をしている。1人でも多くの方に熱く、男臭く、泥臭い青春を見てもらえたら」と真摯に語った。

「最高の舞台になる。精一杯演じたいと思います」と意気込むのは松本。続く白又も「全員で『野球』を作っていきたい」と気合十分の表情を見せる。さらに小西は本作が夏に開幕することに触れ「僕たちは甲子園も超えるような熱い作品を作れるようにがんばります」と真剣なまなざしで述べた。

次にマイクを握った伊崎は「野球っていいなと思ってほしい」と笑顔を見せ、小学生の頃に野球をやっていたと言う松井は「経験者のキャストも未経験だったキャストも、野球好きになってきていて、みんな休憩中でも『野球がしたい』って言ってます。観てくれはる方も、野球を好きになってもらえたらいいな」とエピソードを明かしつつ観客に呼びかける。舞台出演が2本目だと言う永田は「まだまだ未熟ですが、心強い先輩たちと切磋琢磨して素敵な舞台を作りたい」と意気込みを語った。

東京公演の前半に出演する内藤は、「いい公演のスタートを切って、(松田)凌くんにバトンをつなぎたい」と松田に視線を送る。松田は「作品を通して、この平成最後の夏に忘れたくないものを皆さんにお届けしたい。一球一球、本気で取り組みますのでぜひ劇場へ確かめに来てください」と決意を述べた。

野球監修を担当した桑田は、「初めは戸惑った」とオファーの際の心境を明かしつつ、出演者と一緒に野球の練習をした際の印象を「高校球児に負けないくらいの元気と熱さで来てくれたので驚いた」と回顧する。さらに桑田は、キャストたちの様子を受けて「これに負けない気持ちで指導しなければ」と思ったと言い、「俳優たちのチームワークや舞台に臨む気持ちから、野球場で野球を見るのと同じか、それ以上のものを感じてもらえると思う」と期待を語る。そして観客に向けて「スポーツは世の中が平和でないとできない。二度と戦争を起こしてはならない、というメッセージを感じ取っていただけたら」と真摯に呼びかけた。

ひじが故障するまで自身も野球をやっていたと言う安西は、記者から桑田に指導を受けた印象を尋ねられると「桑田さんは野球が本当にお好きなんだなあと思った」と回答。続けて「うまくやるよりまず、野球を好きになることから始めるのが一番必要なんだと思った。僕たちも楽しんでいましたが、桑田さんが本当に野球を愛していることが伝わってきたのが印象的でした」と述べ、桑田と笑顔を交わした。

桑田の指導のもとで野球を扱う作品を創作することが夢だったと言う西田は、「今回は夢が叶った幸せな現場」と微笑む。西田は、現役時代の桑田がピッチングをして3アウトを取ると、いつも走ってベンチに戻っていたとエピソードを紹介し、「桑田さんはインタビューで、その理由を『守ってくれた野手を迎えたいから』とおっしゃっていました。僕はそれがすごく好きで……そういった雰囲気のある作品になればと思って創作しました」と明かしながら「誰かを思う物語になっていれば」と述べた。

最後に安西が、出席者を代表して選手宣誓を行った。安西は「緊張するなあ……(笑)」と呟きつつ1歩進み出て、右手をまっすぐに上げると「宣誓! 僕たち舞台『野球』一同は正々堂々、全力プレーすることを誓います」と声を張り上げる。出席者たちも「誓います!」と力強く安西に続き、記者たちの拍手に包まれながら会見は終了した。

公演は7月27日から8月5日まで東京・サンシャイン劇場、8月25・26日に大阪の梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティにて。

「舞台『野球』飛行機雲のホームラン~Homerun of Contrail」

2018年7月27日(金)~8月5日(日)
東京都 サンシャイン劇場

2018年8月25日(土)・26日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

作・演出:西田大輔
野球監修:桑田真澄
音楽:笹川美和
出演:安西慎太郎 / 多和田秀弥、永瀬匡、小野塚勇人、松本岳、白又敦、小西成弥、伊崎龍次郎、松井勇歩、永田聖一朗、林田航平、村田洋二郎、田中良子 / 内藤大希(友情出演、Wキャスト)、松田凌(友情出演、Wキャスト) / 藤木孝

※内藤大希は7月27日(金)~31日(火)の東京公演に出演。
※松田凌は8月1日(水)~5日(日)の東京公演、および25日(土)・26日(日)の大阪公演に出演。