イップ・マンに敗れた男の“劇的”運命「外伝 マスターZ」監督&主演のコメント到着
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マックス・チャン
明日3月9日に封切られる「イップ・マン外伝 マスターZ」より、主演を務めたマックス・チャンと監督ユエン・ウーピンのコメントが到着した。
「イップ・マン 継承」で戦いに敗れ、一度は詠春拳を捨てたチョン・ティンチを主人公とした本作。マックス・チャンは、スピンオフが製作された理由を「チョン・ティンチというキャラクターが多くの人に愛されたからだと思う」と明かし、本作について「今回は息子や友人との人間ドラマ、戦う敵との関係など多面的なストーリーが展開するので、ティンチの性格や生き方を表現できたと思う」と続ける。
ティンチの前に立ちはだかる敵役として、トニー・ジャー、ミシェル・ヨー、デイヴ・バウティスタら国際的なキャストが集結した。マックス・チャンは彼らとの撮影を「トニー・ジャーとは2回目の共演なので、アクション場面でのお互いの呼吸がわかっていた。だから遠慮なく自分の技で応酬できたよ。ミシェル・ヨーは久しぶりにカンフーアクションに戻ってきてくれて感謝の気持ちしかない。現場での彼女は前向きで精力的だった。一番大変だったのは、デイヴ・バウティスタとの戦いで、肉体のサイズが違うし、何度も投げられてバーのカウンターやテーブルに激しくぶつけられたね」と振り返っている。
イップ・マンに破れ一度は詠春拳を捨てたティンチだが、本作ではある事件をきっかけに、再び立ち上がる。彼の運命を「劇的」と表現するユエン・ウーピンは「彼には正義の面と屈折した面がある。主人公のキャラクターにふさわしいんだ」と分析した。
マックス・チャンは、ユエン・ウーピンのもとでキャリアを重ね、「グリーン・デスティニー」でミシェル・ヨーやチャン・ツィイーのスタントダブルを務めた俳優。ユエン・ウーピンは「その頃からマックスのアクションは美しく魅力的だった。その後、中国のテレビドラマに出演していた時代も私は彼の活動を見守り、演技の成長を確認していたんだ。マックスには、ジャッキー・チェン、ジェット・リー、ドニー・イェンとも違う、アクションスターの個性がある。カンフーの動きは細かい部分まで超一流。しかも現代的で自分のスタイルがあるんだ」と言及している。
ドニー・イェンが製作に名を連ねた「イップ・マン外伝 マスターZ」は、東京・新宿武蔵野館ほか全国でロードショー。
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