ベルリン映画祭で金熊賞、カルラ・シモンが桃農園を営む一家描いた「太陽と桃の歌」公開

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24/10/18(金) 11:00

「太陽と桃の歌」キービジュアル

2022年の第72回ベルリン国際映画祭で金熊賞に輝いた「Alcarràs」が、「太陽と桃の歌」の邦題で12月13日に公開決定。予告編とキービジュアルが解禁された。

本作はスペインのカタルーニャで3世代にわたって桃農園を営むソレ家の物語。例年通り収穫を迎えようとした頃、地主から夏の終わりに土地を明け渡すよう迫られる。その目的は桃の木を伐採し、代わりにソーラーパネルを設置するというものだった。激怒する父をよそに、パネルの管理をすれば楽に稼げることに心を動かされる妻と妹夫婦。祖父は賭け事、長男は大麻の栽培で農園の危機を乗り越えようとするが、やがて大喧嘩が勃発し、一家に亀裂が入る中で最後の収穫が始まろうとしていた。

監督・脚本は「悲しみに、こんにちは」で知られるスペイン出身のカルラ・シモン。ジョゼ・アバッド、ジョルディ・プジョル・ドルセ、アンナ・オティンがキャストに名を連ねた。YouTubeで公開された予告には、廃業の危機に陥った一家が幸せをつかむために奮闘する姿を収録。後半にはペドロ・アルモドバルの「傑作」というコメントも映し出された。

「太陽と桃の歌」は東京・ヒューマントラストシネマ渋谷、TOHOシネマズシャンテほかにてロードショー。配給は東京テアトルが担当する。