宮藤官九郎脚本のドラマ「終りに見た街」「新宿野戦病院」が2024年9月度のギャラクシー賞月間賞に
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宮藤官九郎
宮藤官九郎が脚本を手がけたテレビドラマ、「テレビ朝日開局65周年記念 ドラマプレミアム『終りに見た街』」と、フジテレビ系「新宿野戦病院」が2024年9月度ギャラクシー賞月間賞を受賞した。
ギャラクシー賞は、放送批評懇談会が日本の放送文化の質的な向上を願い、テレビ・ラジオの番組や関係者を顕彰するもの。ギャラクシー賞テレビ部門では、月間賞と各社からの応募作品が併せて審査され、来年5月下旬に開催予定の贈賞式にて、大賞をはじめとする各賞が決定、表彰される。
9月21日に放送された「終りに見た街」は、山田太一の同名小説(小学館文庫)を原作としたテレビドラマ。1982年、2005年には山田自らの脚本でテレビドラマ化された。今回は“令和版リブート”として製作され、本作で宮藤の脚本作品に初出演となる大泉洋が主演を務めた。作中では、終戦80周年記念のスペシャルドラマの脚本を引き受けることになった脚本家・田宮太一(大泉)が、太平洋戦争真っただ中の昭和19年に、自宅ごとタイムスリップしてしまう様子が描かれる。
一方、「新宿野戦病院」は小池栄子と仲野太賀がW主演を務めた、宮藤オリジナル脚本の作品。9月11日に最終回を迎えた同作では、東京・新宿の歌舞伎町にひっそりと建つ“聖まごころ病院”を舞台にした“救急医療エンタテインメント”が展開した。
なお、2024年9月度ギャラクシー賞月間賞にはそのほか、NHKスペシャル「封じられた“第四の被曝”―なぜ夫は死んだのか―」、連続テレビ小説「虎に翼」が並んだ。詳細は「GALAC」(放送批評懇談会)2024年12月号に掲載される。