WOLF HOWL HARMONYがデビュー後一年で実感する成長「いつまでも尖っていたい」
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WOLF HOWL HARMONY (撮影:映美)
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すべて見るまだまだこれからだ、という気迫と、4人一緒だからこその無邪気さが共存している。グループ初の応援歌『ROLLIN’ STONES』を10月11日に配信リリースしたWOLF HOWL HARMONY(以下、ウルフ)は、メジャーデビュー後一年分の成長を実感しつつ、次のステージに進むべく闘志を燃やしていた。まずは、いまのウルフが応援歌を届ける意味から問いを投げかけてみる。
いまのウルフが応援歌を届ける意味
ーードラマ『バントマン』(東海テレビ・フジテレビ系列)のOP楽曲にもなっている配信シングル『ROLLIN’ STONES』は、ウルフとして初めての応援歌です。どんなイメージで歌われていますか?
SUZUKI 真っ直ぐな歌詞とメロディーラインなので、歌うときも「頑張ろうぜ!」「かっけえじゃん!」っていう思いを込めています。まさに全肯定応援ソングだな、って。良いじゃん、どんどん尖っていこうぜ! って聴いてくれる方の背中を押したいし、せっかくのド直球応援ソングなので、言葉がしっかり伝わるように心がけました。
GHEE 何か大きなものに立ち向かっているっていうイメージが、ずっとあるんですよね。逆境に立っていて、あとはもうやるしかない、見返してやるんだっていう感覚。具体的に対象があるわけではないんですけど、歌っていて反骨心が湧き上がってくるというか。
RYOJI わかるかも。自分も、応援団長になった気持ちというか、ビビってんじゃねえぞ! みたいな気持ちで歌ってます。歌詞にも「主役の宿命だろ」っていう言葉が入ってますけど、まさに鼓舞するイメージ。拡声器を持って、大勢に向かって投げかけているような。自分は声質が低いほうなんですけど、よりズシッと聴こえるようにしゃがらせてます。
HIROTO 僕自身、応援ソングに元気付けられた経験があります。ただカッコ良いとか、歌が上手いとか以前に、聴いていて勇気をもらえたり、何かしら伝わるものがあったりするから「応援ソング」なんだろうな、って。だから、自分の心からの「頑張れ!」って思いが伝わったらいいな、と思います。
RYOJI 嘘のないように歌うっていうのは、グループとしても意識していることだよね。僕たちは4人で寮生活してるんですけど、日頃の生活から嘘がないように、本音を伝え合うことを意識してます。
ーーメジャーデビュー後、ちょうど一年経ったタイミングのウルフが応援歌を届けるということにも、意味があるように感じます。
RYOJI 本当にそうです。僕ら自身も夢を追っている最中なので。タイトルの『ROLLIN' STONES』から、たとえば川底の石がコロコロ転がって、少しずつ角が取れて丸くなっていくような像が浮かぶと思うんですけど、人生も同じですよね。社会に出て経験を積んで、傷ついたり、大人の意見を浴びたりして萎縮していく。そんなときこそ初心を思い出さなきゃいけないし、尖ってないといけない。丸くなっちゃダメだと思うんです。根拠のない自信を持ったまま、この楽曲でファンの方はもちろん、自分たちも奮い立たせたい。僕たちだからこそ届けられる応援ソングを目指しました。
グループの良さを最大限、活かすために
ーー皆さんは現在も寮で共同生活をされているとのことですが、4人の間で、コミュニケーションにおいて気をつけていることはありますか?
RYOJI 本音を伝え合うことですかね。「なんか最近、こういうところたるんでない?」とか、言いにくいんですけど頑張って言うようにしてます。ガチな気持ちをぶつけ合うことについては、僕がそのきっかけをつくる役目になることが多いかな。
HIROTO RYOJIくんから言われて「確かにそうだ」って気づいて、意識や考え方が変わったこともありました。グループ活動における自分のマインドを確かめる意味でも、お互いのことを言い合える存在が近くにいてくれるのはありがたいです。
RYOJI 毎日が忙しく過ぎていくほど、大切なことを忘れがちになっちゃうじゃないですか。僕たちはいま成長過程にいて、未熟なところがたくさんある。気づいたヤツが言っていったほうがいいし、グループの良さを最大限に活かすためにも、支えあっていきたいです。
ーーウルフのライブは、初めて観る人にとっても「この人たち、応援したい!」と思わせる力があると感じます。生のパフォーマンスにおいて心がけていることは?
SUZUKI もちろんテクニックも大事なんですけど、気持ちを届けることのほうを大切にしているかもしれないです。「今回のライブはこういう風に届けたいよね」っていうコンセプトを共有してから、セットリストを組むように。それこそメンバー同士で細かいところまで話し合うし、歌う曲の順番やMCの言葉の選び方一つとっても「届ける」ってことを意識してます。
HIROTO 確かに、曲のどのタイミングで声がけをするか、盛り上がる部分をつくるか、セットリストの曲順もリハーサルでしっかり話し合って、みんなで試行錯誤しながら決めてるよね。ライブごとに、プロデューサーやスタッフさんたちと時間をかけて。
RYOJI 細かいところだけど、大切だよね。僕もMCや曲中のガヤ、煽りに力を入れてます。この曲の、このタイミングでは一緒にハンズアップをしてほしいとか、飛び跳ねてほしいとか。僕らが上手く誘導できたら、お客さんもすごく盛り上がってくれると思うので。掛け声や、CD音源とは違う歌い回しを入れたり、フェイクラインをつくってみたりもするかな。会場に来てくださった人にとっての、特別な時間になるように。
GHEE 僕はバイブスです。良い日もあるし悪い日もあるんですけど、なるべく本番に向けて良いアドレナリン、バイブスになるように調整しています。出しすぎちゃって怒られるときもあるんですけど(笑)。
RYOJI 方向性が間違ってるときとかね!(笑)
GHEE そう、なんか別の方向に行ってない? みたいな。ライブに合わせたバイブスになるように、打率を上げていきたいですね。もっとお客さんと一体化できるように!
ーーライブ当日のバイブスは、もうその日の朝には決まっているものなんですか?
GHEE 僕の場合は、会場入りしてモニターでお客さんの様子をめっちゃ観察しながら、だんだんチューニングしていく感じですね。ライブ本番の寸前まで、僕自身にもわからないんですよ、どんなバイブスになるか。妙に冷静になっちゃうときもあるし。
HIROTO 自分の力を全部出し切るっていうのはもちろんですけど、やっぱり曲によって見せ方が全然違うから、お客さん一人ひとりに目を向けながらパフォーマンスしてるよね。
メジャーデビューから一年、実感している成長
ーーメジャーデビューしてから一年ほど経つウルフ、BATTLE OF TOKYOやLDH LIVE-EXPOへの出演など、LDHグループだからこその経験をたくさん積めているかと思います。この一年を振り返って、どんな面に変化を実感していますか?
RYOJI 先輩方は、アーティストとしても人としても素敵な方々ばかりなので、近くで勉強させてもらえるのはすごくありがたいことです。僕たちはまだまだ未熟ですけど「どんな思いでライブに臨んでるんだろう」と想像しながら先輩方を観察するようになって、少しずつ自信がついてきました。やっぱり邪念を払って、自分に自信を持てたほうが、パフォーマンスにも思いを込められると思うので。
ーー邪念というと、ライブ前後にいろいろ考えてしまうことも多かったんですか?
RYOJI グループのことを真剣に考え出すと、この楽曲の方向性はこれでいいのかな? とか、ネガティブな方向にいってしまう時期があって。一時期、ライブ後にそのまま反省会議に入ることもありました。結果、やっぱり自分たちを信じて一つひとつのライブに臨むしかない。さっきGHEEちゃんがバイブスの話をしてましたけど、ライブに合わせてバイブスを調整する、その精度はどんどん上げていきたいです。
GHEE グループとしてどうなりたいか、自分はどんなアーティストになりたいか、っていうのはすごく考えるようになったよね。正直、最初は周りに流されていたというか、やるべきことをただやる、っていう感じだった。けど、先輩方の姿を見て勉強させてもらううちに、自然と将来のことを考えるようになりました。いまは、いつかやる自分たちのワンマンライブに向けて、どんなライブにしたいか、アイデアを溜めてます。過去のライブ映像を観ながら、いろいろメモしたり。
SUZUKI 先輩方と一緒にパフォーマンスをするのは、刺激にも勉強にもなるよね。リハーサルの段階から「どんなライブにしたいか?」を考えて一緒に準備をしていくから、EXILE TRIBEならではの在り方、心の持ちようも学べる。マインドの軸がしっかりしてるな、って分かるんですよ。
あとPSYCHIC FEVERと一緒にタイに行かせてもらったときも、あらためて「音楽とは?」と初心にかえって、大切なものに気づかされたんです。言葉、人種、国境も関係ない、音楽でひとつになる場を目の当たりにした経験は、音楽やライブで何をしていきたいのかを考えるきっかけになりました。
ーー日本とタイとでは、パフォーマンスしている最中の感覚に違いはありますか? お客さんの反応だったり。
SUZUKI 演者もお客さんも関係なく、一緒に歌ったり踊ったりしながら楽しむスタイルがタイらしさだな、と思いましたね。盛り上がっている様子を見て、自分たちもノってきて、楽しいライブができました。海外に向けてもウルフらしさをアピールしていかなきゃならないって学べましたし、海外ではこう、日本ではこういう風に誘導して、自分たちらしいステージを作っていこう! っていうヒントも得られました。
HIROTO 自分たちがこれからどんなふうになっていきたいか、っていう部分はもちろんなんですけど、僕はシンプルに一年前の自分と比べて、パフォーマンス力が上がったな、と実感してます。いまの自分たちの力量では立てないようなステージに立たせてもらえてるし、初めて武道館に立ったときなんか、圧に負けてしまって全身震えて、自分の持っている力を全然出せなかった。
でも、少しずつ経験を積ませてもらって、自然にカメラアピールできるようになったり、お客さんのことを意識しながらパフォーマンスできるようになったり。「こんなこともできるようになったんだ!」って思えることが増えてきて、いま、すごく楽しいです!
ウルフが思う、メンバーそれぞれの個性
ーーウルフは2025年3月12日に1st Album『WOLF』の発売も決まっていますね。それぞれのメンバープロデュースの特別パッケージ版もあるとのことですが、詳細については……。
SUZUKI まだ秘密です! っていうのも、絶賛制作中だからなんですけど。でも、メンバーそれぞれの個性がめっちゃ出てるんじゃないかな。
RYOJI めちゃめちゃ出てるよね、たぶん。しかも、プロデューサー、アートディレクターの方が気を遣ってくださって、メンバー個別でアルバムについての打ち合わせをしてるんですよ。
HIROTO 僕らの間でちょっとずつ「こういう感じ」って話してもいるけど。
GHEE ちょっとだけね! 相当メンバーの個性が出てるんじゃないかな。
ーーあらためて、メンバー同士が思っている、それぞれの個性について知りたいです。順番に他己紹介するとしたら?
SUZUKI じゃあ僕からRYOJIを。彼はもう、熱い男ですね。そして、やるか・やらないか、極端なタイプなのかな、とも思います。かつめちゃくちゃ明るくて、初対面の人ともすぐに仲良くなれる。
RYOJI 俺はデビュー当時からあんまり変わってないかもね。HIROTOは、そうだな……こんなに優しくてピュアな人はいない! って思います。心の綺麗さが、HIROTOの声の綺麗さに繋がっている気がする。たまにポンコツを発揮して、僕がしょっちゅう怒ってますけど(笑)。でも、常に新品のスポンジみたいに吸収力があるし、なんたってピュア! コンビニの店員さんにも、ちゃんと「ありがとうございます!」って言いますからね。
HIROTO 僕もコンビニのバイトをしていたことがあって、冷たくされてすごく悲しかった経験があるんです。それからしっかり感謝を伝えるようにしてます! みんなが感謝を伝えられるようになったら、世界は良くなっていくと思うから。
僕はGHEEくんですね。それこそ、めちゃくちゃ優しいんですよ、GHEEくん。周りをしっかり見て気を遣っているところとか、見習いたいです。レコーディング中にみんなにコーヒーを配ったりとか。去年の武者修行のときも、ステージに立つのが怖くなっちゃった僕のことを、ステージ裏で励ましてくれて。あのときは、本当にありがとう!
GHEE いやいや。それでいうとスーくんも優しいんですよ。うちのメンバーはみんな優しい。スーくんは一見、人に興味がないというか、一人が好きなタイプに見られがちだと思うんですけど、誰よりも家族を愛してるんです。あとペットも大好きだよね!(笑)それに、周りから自分がどう見られているか、かっこよさを追求するストイックなところもリスペクトしてます。
ウルフの4人が応援してほしいことは?
ーー最後に、新曲『ROLLIN’ STONES』のコンセプト「応援歌」にちなんで、いまウルフの4人が応援してもらいたいことを教えてください。
SUZUKI 「家に帰ったらすぐにお風呂に入れ〜!」って応援してほしいです。お風呂キャンセルはせずに、どんなに遅くなっても入りはするんですけど、深夜になっちゃうときもあって……。
RYOJI 絶対に入りはするんだよね、スーくんは。
SUZUKI 入るには入るんだよ、でもなかなか入るまでの時間がさ。追い焚きしても冷めちゃってるときとかある(笑)。
RYOJI 「入るか〜」って言ってから1時間経ってるとか普通だよね。
HIROTO スーくん、たまに相当夜中に入るときもあるもんね。
SUZUKI 深夜3時になったときもあった。
GHEE そういえばこの前、夜中に筋トレしてたらスーくんお風呂入ってた! この時間に!? って思ったもん。
HIROTO 深夜3:00に筋トレもすごいけどなあ!(笑)
SUZUKI 俺もびっくりした、あのとき! 3時になっちゃって、さすがにヤバい、入ろう! って思って部屋をであたら、暗闇でGHEEちゃんがチューブ使って筋トレしてるの。「こんな時間にやってるの?」って聞いたら「はい!」って。
GHEE 「逆にいま風呂入るの!?」って(笑)。
SUZUKI 俺は早い時間に筋トレ済ませたいほうだからなあ。
RYOJI スーくんとGHEEちゃんは夜型だもんね。
GHEE やる気があるときにやっちゃいたいタイプなんだよね。僕は夜中の筋トレを応援してほしいです(笑)。
HIROTO 僕も筋トレを応援してほしいかも。せっかく続けていても、一回止まっちゃったらなかなか再開できないタイプなので……! この前RAMPAGEさんのライブを観させてもらったときも、みなさん全員が上裸でパフォーマンスしてて火がついたんです。頑張ってご飯をたくさん食べて筋トレしているので、応援してください!
RYOJI ご飯で思い出した、俺は「料理を盛り付ける前に食べちゃう」のを止めてほしい(笑)。時間がなくても寝る時間やインプットの時間は大切にしたいし、だからついついフライパンで焼いた肉とか、皿に移さずそのまま食べちゃう。時短にはなってるかもしれないけど、ご飯くらいはゆっくり食べる時間をつくらなきゃいけないですよね。ちゃんと盛り付けて、ゆっくり食べな! って応援してください!
取材・文:北村有 撮影:映美
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— BOYSぴあ編集部 (@boys__pia) October 25, 2024
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※応募締め切り:2024年11月8日(金) 23:59まで
🎙インタビューはこちら!https://t.co/OeNiCJAE19@WOLFHOWLHARMONY #WOLFHOWLHARMONY #WHH #ROLLINSTONES pic.twitter.com/XTm308Uz7K
【応募締め切り】
2024年11月8日(金) 23:59まで
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WOLF HOWL HARMONY公式HP:
https://wolfhowlharmony.jp/
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