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ぴあ 総合TOP > 楽器の魅力を最大限に表現するドイツ、オーストリア、フランスを旅するオルガン音楽。『ミシェル・ブヴァール プロデュース フランス・オルガン音楽の魅惑 特別編』開催

楽器の魅力を最大限に表現するドイツ、オーストリア、フランスを旅するオルガン音楽。『ミシェル・ブヴァール プロデュース フランス・オルガン音楽の魅惑 特別編』開催

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11月23日(土・祝)、大阪・住友生命いずみホールにて『ミシェル・ブヴァール プロデュース フランス・オルガン音楽の魅惑 特別編』が開催される。

住友生命いずみホールのパイプオルガンは、フランス・アルザス地方のケーニヒ社製の国内唯一の楽器だ。当シリーズのプロデューサーを務めるフランス・オルガン界の大家ミシェル・ブヴァールは、この楽器を「日本を代表する住友生命いずみホールの美しいオルガンは、伝統的なフランスのオルガン製作技術の粋を集めてつくられた傑作です。ドイツ音楽にもフランス音楽にも、古典から現代曲まで、幅広いレパートリーの演奏に適しています」と評する。

©樋川智昭

今年は、ブヴァール自身が登場し、オルガン音楽の旅に出るような内容を「フランス・オルガン音楽の魅惑」シリーズの「特別編」としてご用意。最も信頼を寄せるパートナーの宇山=ブヴァール・康子と共に、四手や三手による連弾やそれぞれのソロ演奏をバラエティ豊かにお贈りする。

楽器の魅力を存分に引き出せる、ドイツ、フランスそれぞれの特長が際立つ作品を選曲。前半は、ドイツ、オーストリアの作品を演奏。ブヴァールの師匠であり、ホールにオルガンを設置する際、音楽面で設計に携わったアンドレ・イゾワールが編曲を施したバッハの作品やモーツァルトをメインにお届けする。後半には、本拠地であるフランスに戻り、18~20世紀にうまれた名曲の数々を奏でる。

プロデューサー自らが披露する、楽器と作品と演奏家の最上の組み合わせを堪能してほしい。

チケットは発売中。

<公演情報>
『ミシェル・ブヴァール プロデュース フランス・オルガン音楽の魅惑 特別編』

<日時> 11月23日(土・祝) 16:00開演(開場15:30)
<会場> 住友生命いずみホール
<出演> ミシェル・ブヴァール(パイプオルガン/プロデューサー)
     宇山=ブヴァール・康子(パイプオルガン)
<曲目> E.ヴィトマン:5つの舞曲 ※4手
     S.シャイト:“ああ、私はこんなにも傷ついて”によるファンタジア
     J.S.バッハ(A.イゾワール編):
       管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068より アリア
       4台のチェンバロのための協奏曲 イ短調 BWV1065
        “目覚めよ、と呼ばわる物見らの声” BWV645 ※3手
     W.A.モーツァルト:ディヴェルティメント 第9番 変ロ長調K.240 ※4手
     C.ラケ:ファンタジー
     F.クープラン:クラヴサン曲集 第3巻 第15組曲より“ミュゼット” ※3手
     N.deグリニー:オルガンミサ曲による奉献唱
     J.ブヴァール:ブレサン地方のノエルによる変奏曲
     O.メシアン:『主の降誕』より“神の子たち”/『聖霊降臨祭のミサ』より“鳥と泉”
     M.デュリュフレ:“来たれ創り主なる聖霊”によるコラール変奏曲
<料金> 一般 4500円 U-30 2000円 ※ユースシート対象公演
<チケットに関するお問い合わせ・お申し込み>「チケットセンター」■06-6944-1188

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2455243

<プロフィール>

ミシェル・ブヴァール(パイプオルガン)
Michel Bouvard

ミシェル・ブヴァールは30年以上に渡り、演奏家及び教育者として素晴らしい経歴を築き上げてきた。フランス・オルガン界の巨匠のひとりとして世界的に認められ、これまでに25ヵ国以上で千回を超えるコンサートを行っている。2016年には、ヒューストンで開催されるアメリカン・ギルド・オブ・オルガニストの大会において数千人の参加者を前にオープニングリサイタルを行った。
最近ではクープランのオルガン作品の録音が再リリースされ、音楽雑誌“デイアパーゾン”にて「なくてならない録音コレクションの一つ」と称賛された。他にも多数録音を行っており、世界的に高い評価を得ている。
ミシェル・ブヴァールはL.ヴィエルヌに師事したオルガニストで、作曲家のジャン・ブヴァールを祖父に持ち、パリ国立高等音楽院で初期教育を受けた後、A.イゾワール、J.ボワイエ、F.シャプレ、M.シャピュイのもとで研鑽を積んだ。1983年、トゥールーズ国際オルガンコンクールに優勝し、演奏家としてのキャリアをスタートさせた。1985年には、X.ダラスの後任として、トゥールーズ音楽院のオルガン教授に就任。トゥールーズではコンサート、マスタークラス、国際コンクールの開催を通して都市と地域との協働を推進した。その取り組みの成果として1996年にトゥールーズ・オルガンフェステイヴァルが創設されたほか、同地方に数多く残されている歴史的オルガンを学ぶ演奏家のためにトゥールーズ高等音楽院が設立されている。
1995~2021年までパリ国立高等音楽院のオルガン教授に就任、オィヴィエ・ラトリーとコラボレーション、ユニークな教授にあたり、世界中から集まる若手オルガニストを育てた。又、ロチェスター大学イーストマン音楽学校、イエール大学、東京芸術大学にも招かれている。
1996年、トゥールーズで歴史的なカヴァイエ・コルのオルガンがあるサン・セルナン・バジリック大聖堂の正オルガニストに任命。また2010年からヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂の四名の首席オルガニストのひとりとして名誉のある職務を任されている。

宇山=ブヴァール・康子(パイプオルガン)
Yasuko Uyama-Bouvard

東京芸術大学オルガン科卒業後、亡きピエール・コシュローのすすめによりフランスに留学。様々な歴史的なオルガンに触れ各地で強い影響を受けた。また、チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコードなどの古典鍵盤楽器、古典音楽に興味を持ち、M.シャピュイ、H.ドレイフュス、J.V.インマーゼル、G.レオンハルトなどの指導を受けた。
パリの国際コンクール(チェンバロ)で第1位の他、スペインのトレド国際コンクール(オルガン)で第1位を獲得。その後、リサイタル活動のほかにもソリスト、又通奏低音奏者として様々なアンサンブルと共にフランスを初めヨーロッパ各地で演奏活動を続けている。特にヨーロッパで名高い古典管楽器のアンサンブル・レ・サックブチエの中心メンバーであるほか、クレマン・ジャヌカン、レ・パション、レ・ゼエレマンなど数々の異なったアンサンブル・小編成で室内楽の演奏、CD録音を重ねていて、高い評価・称賛を受けている。
2006年、ワルターのコピー、クラーク製作の素晴らしいフォルテピアノを手に入れた機会に、ウイーンクラッシックのレパートリーを古楽器で演奏するアンサンブルを創設した。また、ハイドンのピアノ・ソナタ、変奏曲をフォルテピアノ、自動オルガン曲を歴史的なオルガンで録音したCDは批評家から絶好の称賛を得た。
フランスの国家教授資格試験を得た後、トウールーズ音楽院でチェンバロ、フォルテピアノの教授として後進の指導にあたった。トウールーズでは、古典バロックオルガン、ドロネー(17世紀)、ミコー(18世紀)を経た歴史的な楽器のあるサン・ピエール・デ・シャルトウルー教会のオルガニストを務めている。

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