菅井啓汰とカワノヨウタがタッグ、演劇ユニット レトリア第1回「グリーンレーザーの窓の下」明日から
ステージ
ニュース

演劇ユニット レトリア 第1廻公演「グリーンレーザーの窓の下」チラシ裏
演劇ユニット レトリア 第1廻公演「グリーンレーザーの窓の下」が、10月29・30日に東京・小劇場楽園で上演される。
演劇ユニット レトリアは、劇団身体ゲンゴロウの菅井啓汰、劇団ScattoWright / ヘヤノスミのカワノヨウタ、そして吉年歩騎による団体。第1回公演となる今回は脚本を菅井、演出をカワノが手がけ、学徒兵の手記を現代に落とし込み、大きな宿命を背負った少年たちの青春譚を立ち上げる。要塞の防火窓の教室で、蛍光灯の青白い光にじっと身を潜めていればいいと思っていた幹部候補兵のササは、亡霊となった未来の自分たちの隊列を目撃し……。
本作のプロデュースを担う吉年は「『いつかCMで人を殺せそう』『お祭りの戦車展示に乗せてくれた兵隊からバイトに誘われたら行っちゃうかも』こんな会話が始まりです。僕らにとって戦争は遠く分厚い壁だけど、80年前の僕らならペンの代わりに銃をもって威張り歩いていたはずです。これから兵役が始まって、学費免除や公務員試験での加点なんてインセンティブがあったらという少しありそうな未来で、兵舎の門をくぐったペンの重みしか知らない学生気分の僕たちを描いてみたいと思ったのです。彼らが銃の重みに気づく痛みと、それを環境が鈍化していく様を丁寧に舞台に載せてみます」と語った。
出演者には小峰千采、長森要、和愛、東井飛雅、山谷幸仁、初鹿野海雄が名を連ねた。
%play_2393_v1%