オイスターズによる“話を伝えるという話”、高畑結希主演「父、腐る」幕開け
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オイスターズ第28回公演「父、腐る」より。(撮影:古元道広)
「オイスターズ第28回公演『父、腐る』」が、昨日11月1日に東京・駅前劇場で開幕した。
平塚直隆が作・演出を手がける本作は、愛知県名古屋市を拠点に活動するオイスターズの新作。オイスターズが“父”を描くのは3作目となり、劇中では、家族かどうかもわからない一行が旅をする様子が描かれる。2022年の「ちちんち」にも出演した元SKE48の高畑結希が主演を務めるほか、オイスターズの中尾達也、田内康介、横山更紗、芝原啓成、佐治なげる、平塚が出演する。
開幕に際し、平塚は「簡単に言うとこれは、話を伝えるという話です。その話は、日常にある、些細な、普通の話でした。最初は。伝え話す人に寄って演出が加えられ、元の話がなんだったのかわからなくなっちゃう、というお話だと思います。実際こうして僕も説明していて、『え、ホントにそんな話なのかな…?』と思ってます。伝えるのって難しいです。なので出来るだけシンプルに、演劇の手法を使って、お客様にお伝えしたいと思います。役者はほぼじっとして、ほぼずっと喋ってますので、人に寄っては退屈に感じるかもしれません。出来るだけ多くの人に楽しんで頂けますように」とコメントした。
上演時間は約1時間30分。東京公演は明日11月3日まで。その後、本作は7日から10日まで愛知・愛知県芸術劇場 小ホールで上演される。
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