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ゆるく楽しめる空気感が魅力 『あくたーず☆りーぐ さんにんのおうさまのおはなし』レポート

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『あくたーず☆りーぐ さんにんのおうさまのおはなし』より 撮影:小境勝巳 (C)ALH2024

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2.5次元舞台を中心に活躍する俳優たちが自ら企画をプロデュースし、さまざまなエンターテインメントを見せる「ACTORS☆LEAGUE」。そこから派生し、唐橋充、髙木俊、寺山武志の3人がプロデュースする「あくたーず☆りーぐ」第2弾が2024年11月2日に開幕した。

今回は、プロデューサー3人が王様に扮し、3つの王国の物語を日替わりで上演。各日“しつじ”として登場するスペシャルゲストは、2日が佐藤流司と玉城裕規、3日が小西詠斗と高野洸、4日が荒牧慶彦と梅津瑞樹。さらに全日程にじいや役・酒井敏也、ぼーいず役の安藤夢叶、梶田拓希、高野渉聖、高橋祐理、湊丈瑠が参加する。総合演出・脚本を川尻恵太、演出を橋本昭博が手がけ、あたたかな物語を作り上げる。

寺山武志演じるてらおうが治める「ぷれっしゃー王国」の公演の様子をお届けしよう。中継会場・IMM THEATERでは出演キャストの全身パネル展示、キャスト直筆サイン入りポスター抽選会、本編終了後の生コメントといった限定特典が用意されているほか、出張しつじとして任命された小坂涼太郎がお客様をおもてなし。入場時に特典を渡したり、横浜赤レンガ倉庫との中継をしたり。てらおう、しゅんりーおうとゆるいトークを繰り広げ、開演前の客席をあたたかい空気で満たしていく。

本編がスタートすると、まずは絵本のような映像で『さんにんのおうさまのおはなし』のストーリーが説明され、ぼーいずたちを従えたてらおうが登場。温暖化が進み、大切な「あくたの木」が枯れてしまうという深刻な事件が起きる中、3国のおう様が贈り物を送り合う、20年に一度のイベントが開催されることになる。ぷれっしゃー王国はプレッシャーをエネルギーに変えるDNAを持つ国だが、てらおうは「贈り物選び」のプレッシャーに押しつぶされそうになっているという。そこにしつじの佐藤と玉城が現れ、「あくたの木の種の元」が存在すること、それを育てるためにぷれっしゃーおう国のエネルギーが必要なことを明かす。

冒頭からアドリブ満載なやりとりに会場から笑いや拍手が起きるなか、エネルギーを貯めるためのミニゲームがスタート。展開が読めないゲームならではの思わぬ展開やアドリブによって大きな笑いや感動、名シーンが次々に生まれる。VTR参加のゲストもおり、見どころ満載のイベントとなっていた。観客が参加する場面もあり、会場はもちろん中継会場もわきあいあいと楽しんでいた。

本編終了後は、出張しつじの小坂が本編の感想を話しながら客席とコミュニケーションをとり、コメント配信までの時間をゆるく盛り上げる。

この回の生コメントは寺山武志、佐藤流司、玉城裕規、安藤夢叶、梶田拓希が登場。梶田は「流司さんと玉城さんが来た瞬間、プレッシャーを感じました」、安藤は「お三方の頭の回転の速さに驚かされっぱなしでした」と振り返った。

寺山は「ふたり(佐藤、玉城)が僕の世界観に合わせて芝居してくれるのが嬉しくて泣きそうだった」と語り、ゲームコーナーで健闘した玉城は「記憶がおぼろげ(笑)。でも楽しかったです」と笑顔を見せる。

本編でも何度か笑いが止まらなくなっていた佐藤は「神がかっているシーンが……」と名(迷)シーンを振り返り、一同も思い出し笑い。寺山が「次は狙いに狙った笑いをお届けしたいと思います!」と締め括った。

キャスト陣も客席も笑いながら進んでいく、ゆるくてハッピーな本イベント。それぞれのおう様と個性豊かなキャストたちがどんな物語を繰り広げるのか期待したい。本公演は、2024年11月2日(土)〜4日(月) に神奈川・横浜赤レンガ倉庫1号館 3Fホールで上演。

全公演、IMM THEATERでの生中継、シアターコンプレックスTOWNでのライブ配信も行われる。

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