「グラディエーターII」デンゼル・ワシントンらが来日、ポール・メスカルは熾烈なバトル回想
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「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」記者会見の様子
映画「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」の記者会見が本日11月4日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、来日したキャストのポール・メスカル、デンゼル・ワシントン、コニー・ニールセン、フレッド・ヘッキンジャーが出席した
リドリー・スコットが監督を務めた「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は、暴君の圧政で自由を奪われ妻を殺された主人公ルシアスが剣闘士(グラディエーター)になり、コロセウムでの闘いに身を投じる物語。前作「グラディエーター」でラッセル・クロウが扮したマキシマスの息子ルシアス役にメスカルが選ばれたほか、ワシントンがルシアスをコロセウムへと誘う謎の男マクリヌス、ニールセンが元皇帝コモドゥスの姉でルシアスの母ルッシラ、ヘッキンジャーが双子皇帝の兄カラカラ帝を演じている。
週6日のトレーニングと徹底した食事管理を6カ月間続け、ルシアスを演じるための体作りをしたメスカル。劇中の迫力あるシーンの1つ、コロセウムを海上に見立てた“模擬海戦”の場面について「3~4週間の撮影で身体的にボロボロになった。模擬海戦やサイに乗ったグラディエーターとの戦い、ヒヒの群れとも戦ったよ。前作と比べてバトルシーンはよりパワーアップしているんだ」と振り返る。続けて「リドリーがすべてのバトルの瞬間、毎分毎秒にアドレナリンを与えてくれた。夢のようなセットで演技をするのはアドレナリンが出る。それは必然だった」と述懐した。
約11年ぶりの来日となったワシントンは「この日を楽しみにしていた。待ち遠しかったよ」と挨拶。本作については「巨匠であるリドリー・スコットに全幅の信頼を寄せていた。彼がどういったツールを使うのか、どのアングルから撮られているのか、我々はそれに対応し自由に演技をするだけ」と語った。
前作に引き続きルッシラを演じたニールセンは「ローマ帝国は政治の腐敗や権力を握る者、利己的なエリートが私欲を満たしている場所に変わってしまった。監督はそれを映像でさりげなく表現している。ローマ帝国の変化に作品を観て気付いていただけたら」と期待を込める。ヘッキンジャーは「すべてのスケールがパワーアップして帰ってきた。さっきコニーが話していたように、コスチュームのデザインにも権力の格差が現れているんだ」と明かした。
フォトセッションには、第37回東京国際映画祭の審査員である橋本愛も参加。キャストに花束を渡した橋本が緊張していると、ワシントンは優しく肩を抱き寄せて笑顔を見せるなど紳士な一面をのぞかせた。
「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」は、11月15日より全国でロードショー。映画ナタリーでは明日11月5日に開催のジャパンプレミア レッドカーペットイベントの模様もレポートする。
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