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上野水香が“思い出深い場所”で踊る「Jewels from MIZUKA 2025」神奈川県民ホールで開催

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左から黒岩祐治神奈川県知事、上野水香。

上野水香がプロデュースする「Jewels from MIZUKA 2025 ジュエルズ・フロム・ミズカ 2025」が、来年3月8日に神奈川・神奈川県民ホール 大ホールで開催される。これに先駆けて本日11月11日に、黒岩祐治神奈川県知事と上野による共同記者会見が神奈川県民ホール 小ホールで行われた。

「Jewels from MIZUKA 2025」は、神奈川県民ホール開館50年を記念して実施されるバレエガラ公演。なお、同ホールは来年3月31日をもって休館することが決定しており、「Jewels from MIZUKA 2025」は、休館前イベント「ありがとう神奈川県民ホール」のメイン公演にラインナップされている。

神奈川県鎌倉市出身で、幼い頃から同ホールに足を運んでいたという上野は「私にとって思い出深い場所なので、休館してしまうのは寂しいですが、まずは『Jewels from MIZUKA 2025』の公演準備をしっかりと進めたい」とコメント。また「首都圏にある劇場やホールの休館が相次いでいることについて、どのように考えているか」と記者から問われた黒岩県知事は「大きな規模の会場を確保することが難しい件については、非常に重大な問題だと捉えています。神奈川県においては、鎌倉芸術館や横須賀芸術劇場といった会場とうまく連携して、舞台芸術を継承していきたい」と述べつつ、神奈川県相模原市で建設が進められている中央新幹線の神奈川県駅(仮称)の工事現場を、エンタテインメント発信の場として活用する取り組みを進めていることを明かした。

来年3月に上演される「Jewels from MIZUKA 2025」は、2014年に同ホールで行われた上野にとって初めてのプロデュース公演「Jewels from MIZUKA」、2018年に同ホールで実施された「Jewels from MIZUKA II」に連なる公演。上野は「Jewels from MIZUKA」シリーズの公演を振り返り、「若い頃からやってみたかったこと、私の“夢”が詰まった公演になったと思います。東京バレエ団のダンサーたちに出演してもらったのですが、東京バレエ団の公演とは少し違う、みんなの素に近い一面が見せられるような、温かみがあって人間味あふれる作品にしたいと思って作りました。コーチングにも挑戦し、指導することが楽しいと思えた公演でもあったので、自分にとって大きな経験になったと思います」と晴れやかな表情で語る。

「Jewels from MIZUKA 2025」では、マリウス・プティパ振付「ドン・キホーテ」、モーリス・ベジャール振付「ルナ」、サン=レオン振付「コッペリア」、ブラウリオ・アルバレス振付新作「パリのアメリカ人」、岡崎隼也振付による新作、金森穣振付作品が披露される予定で、上野は「ドン・キホーテ」「ルナ」「パリのアメリカ人」に出演する。上野は「ルナ」に言及し、「憧れ続けた作品なので、今回挑戦することができてとてもうれしいです。『ルナ』は現在の神奈川県民ホールで最後に踊るにふさわしい、エモーショナルな気持ちを込めやすい作品。また、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの音楽に寄り添った振付がついているので、『ルナ』を踊ることで“自分自身が音楽になれたら”と思います」と展望を明かした。

「Jewels from MIZUKA 2025」のチケット販売は11月24日10:00に開始予定。

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