大晦日ならではの至福がここに。ベートーヴェン弦楽四重奏曲【9曲】演奏会
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いよいよ2024年も最終盤。「今年を締めくくる最後のコンサートは何にしよう」とお考えの方も多いのではないだろうか。そこでひとつのご提案が、「ベートーヴェン弦楽四重奏曲【9曲】演奏会」だ。
年末恒例となったこのコンサートながら、今年はいささか装いを変えた姿で披露される。
昨年まで3年間に渡って連続出演していた「クァルテット・インテグラ」に代わり、2018年結成の新進気鋭「ほのカルテット」が参加することとなったのだ。メンバー4人全員が東京藝術大学在学中に結成された同四重奏団は、結成の半年後に第4回宗次弦楽四重奏コンクール第3位を獲得。その後も様々なコンクールにおいて好成績を記録する注目のクァルテットだ。フレッシュな感性で挑む「ラズモフスキー四重奏曲」全3曲やいかに。
そして「クァルテット・エクセルシオ」「古典四重奏団」の2団体の充実ぶりにも注目したい。今年30周年を迎え、常設の四重奏団として年間60回もの公演を重ねる「クァルテット・エクセルシオ」が奏でるop.127とop.130からは、王道中の王道の演奏が期待される。一方、“すべて暗譜で演奏する”ことを掲げ、深い集中力と洞察力を持ち味とする「古典四重奏団」の演奏も見逃せない。
大晦日の午後を彩る約8時間にも及ぶ長丁場のコンサートは、まさに1年の締めくくりならでは。ベートーヴェンがこの世に遺した“人類の遺産”というべき作品に触れる絶好のチャンス到来だ。
ベートーヴェン弦楽四重奏曲【9曲】演奏会
■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2430548
12月31日(土) 13:00開演
東京文化会館小ホール
●演奏曲目
ほのカルテット
・弦楽四重奏曲 ヘ長調 Op.59-1「ラズモフスキーNo.1」
・弦楽四重奏曲 ホ短調 Op.59-2「ラズモフスキーNo.2」
・弦楽四重奏曲 ハ長調 Op.59-3「ラズモフスキーNo.3」
クァルテット・エクセルシオ
・弦楽四重奏曲 変ホ長調 Op.127
・弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.130
・弦楽四重奏曲 変ロ長調 Op.133「大フーガ」
古典四重奏団
・弦楽四重奏曲 嬰ハ短調 Op.131
・弦楽四重奏曲 イ短調 Op.132
・弦楽四重奏曲 へ長調 Op.135